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魔法少女リリカルなのは〜無駄己ドララオラオラァ転生者!!!〜
第11話 原作開始
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で、聞き耳をたてながら聞いた。
「私、特技も取り柄も特に無いし……。」
(いやいや、そんなことないぞ高町さん。君は将来、魔砲をやたらめったらぶちかます『魔法少女』になるのだぞ。取り柄が無いとは大間違いだぞ。)
と思っていると、アリサさんがいきなり声をあげた。
「バカチン!!」
ぺしっ!!
「「「あぁ!」」」
おぉ。何かさっきまで食い物の取り合いをしていた三人が、アリサさんが高町さんに投げたレモンを見て反応したぞ。まぁ、予想はつくが。
「自分からそんな事、言うんじゃないの!!」
「そうだよ。なのはちゃんしか出来ない事、きっとあるよ。」
「だいたいあんた、理数の成績はこの私よりも良いじゃないの!!それで、取り柄が無いってどの口が言うのよ、えぇ!」
そう言うとアリサさんは、高町さんの上に又借り、両手で高町さんの口を掴み後ろから引っ張った。
「このこのこの!!」
ピッ ピッ ピッ!!
…高町さん、凄い顔になってるよ。
「あぁーん!!だって私、文系は苦手だし体育も苦手でだし…(泣)」
「あぁ、ダメだよ二人ともねぇ…ねぇったら!!」
すずかさんの声はとどく事はなく、二人はそのやり取りを続けていたが、さっきまで黙ってアリサさんが投げて落ちたレモンをずっと見ていた三人が口を開いた。
「あぁ?何言ってんだよ、お前らは?別に今夢を持たなくても、後数十年は先の話しじゃねぇか。」
「確かに。ジョジョの言う通り、別に今夢を持たなくても、これから見つければいい話しだ。」
「そうそう!しかも俺なんか体育以外の教科なんて、いつも赤点の一歩手前だぜ!その分、お前らはましだぜ。」
亮よ、それはちょっと問題だぞ。
「あんた達!いつまでもそんな事をしていたら、ろくでもない大人になるわよ!」
「余計なお世話だよ。てかっ、アリサより俺達の方が成績が上だから、別に困らないだろ。」
「右に同じく。」
「俺もそう思う「お前は別だ、亮。」ヒドイ!?」
お前ら、そんな挑発するような事を言わないほうがいいぞ。
そう思っていると、アリサは怒ったのかプルプル震えていた。
「…あんた達、それは私に対する挑戦状という風に受け取っていいわけね?」
何か面倒くさい展開になってきたぞ。
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないぜぇ?まっ、お前がどう思うが勝手だがな。」
「まぁ、負ける事はないだろう。」
優、それは言い過ぎだぞ。それ以上言うと話がややこしくなる。
「……いいわ!だったら今度のテストでこの『4人』の中で誰が学年で一位になるか、白黒はっきりさせようじゃない!」
ほらぁ、何か変な展開になってきた。てかっ、四人ってアリサとジョジョと優……後一人は誰だよ?
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