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妖刀使いの滅殺者
第24話
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然に動揺している

「そ、そんなことより、お醤油キレちゃったから買ってきてくれない?」

俺をお使いに出す作戦を思いつき話を変えようとしたんだろうがテンパリ過ぎてこの世界には無い醤油のお使いを頼んできた

「…醤油はねぇぜ?」

「あっ!ごめん!えぇとね、エギルのところで≪フランの実≫を買ってきて」

ほんとは動揺の理由等を聞きたいが、ここまでして話を逸らすんだからよっぽどの事なんだろう

「わかったよ、んじゃ、いってきまー」

「よろしくねー」

そういってホームから出て、エギルの店に向かった




エギルの店前にて

「うーっす、エギル。相変わらず不景気か?」

あたりはすっかり暗くなっていて客足もとっくに遠のいているが商売根性でこんな時間にも関わらず店を構えている

「レイ…開口一番にそりゃねーよ―…」

まぁまぁ気にしない気にしない、とエギルをなだめサチに頼まれた≪フランの実≫を買う

「毎度あり、ってそういやレイ、サチとはどうだ?」

「ん?どうって…相変わらず仲良く新婚生活エンジョイだが?」

ためらい、遠慮、恥じらいない俺のセリフにエギルは若干呆れ気味だ
しかし、人に向かってため息をつくのはどうだろ…

「ってかアスナとキリトのこれからの方が気になるんじゃね?」

俺が言うとエギルの目が巨大化した

「え?あの2人結婚したのか?」

「え?メール来てないか?」

「え?」

「…」

キリトよ…そりゃひでーよ

「えっと、まぁあの2人結婚したんだと―…」

「そ、そうかぁ」

俺は大きな体で小さくなってしまっているエギルがかわいそうに見えてきた

「…でさ、その2人に結婚サプライズをやろうかと思うんだが…?」

するとエギルにもサチ程ではないが動揺が見られた

「そ、そだな。良いんじゃないか?」

こいつもなんだか怪しいなぁ。でもまぁいっかな
俺は面倒なのでほっとくことにした

「おっと、サチが待ってんだった。んじゃまたな、壁」

「おうっ!てか俺は壁じゃねぇ!」

俺は微笑しながら速足でその場を去った




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