家出姫
キャットファイト
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で掴んでいた盗賊を勢いよく落としてしまった。
「お会いしたかったですわ。カズヤ様!」
「お会いしたかったって、君誰?」
「お忘れですか?あたくしです、エリザ・K・クスィーです!」
「なにぃ!?」
よく見ればそんな気がしてきた。緑に近い白銀の髪、薄く紅の差す肌。見れば見るほどエリザに見えてきた。
しかしこんなところにエリザがいる訳がない。
「ああ、カズヤ様…、カズヤ様…。」
「あ、おい!止めろ!」
「いいえ、止めませんわ。」
「でぇぇぃ!止めんか!」
オレが止めろと言ってもエリザはオレの胸の上で頬ずりをし、光悦の表情を浮かべる。そんなにいいのか?オレは。
「カーズーヤー?」
「な、何でしょうか、セリナ様……。」
「うふふ。」
何かうすら寒いものを感じると背中を嫌な汗が流れ落ちる。そしてその後の記憶がない。
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