第五話 寝てる時に奪われました
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
は驚愕の声を上げた。
「早くないか? 少しは考えたらどうなんじゃ?」
「いんや、考えるまでもねえよ。地球は助かったんだろ?」
「ん? う、うむ」
「だったらもう未練はねえよ」
「闘悟……」
「オレのこと、どこまで知ってるか分かんねえけど、あの世界には、オレの居場所はねえよ……もうな」
闘悟は寂しそうに言葉を放つ。
「なら、新しい世界で居場所を作ってみよ」
「……トビラ……」
闘悟は驚いたように目を見開く。
「お主なら……あの世界ならできるはずじゃ」
「…………おうよ」
「うむ。それと、餞別(せんべつ)じゃ。お主の能力を教授(きょうじゅ)してやろう」
「おお……まさに厨二的展開だな」
だけど、闘悟は胸のワクワクが止まらなかった。
自分に力が本当に隠されているなら知りたい。
あの世界で自分に何ができるか知りたい。
「では知識を流すぞ」
その時頭の中に情報が流れ込んできた。
時間にして数秒。
「……行けるかの?」
闘悟はゆっくりと、自信にあふれた表情で言い放つ。
「ドンと来い!」
眩い光が闘悟を包む。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ