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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
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無論』
『了解、スナイパーモード、起動!』
そして竜二は、また別のモードを展開させたのを見て、シグナムは闇の書を起動させる。
「砲撃魔法なんて使えたのか?」
「あるものからヒントを得てね」
彼の言うあるものとは、なのはのディバインバスターだ。収束砲撃はもともとやってみたかったものではあったらしいが、術式の組み方がわからなかったらしい。たった一週間で術式をくみ上げてきたところは竜二の才能かアスカの能力か。
「なるほど。しかしそううまくはいかないぞ?」
「そのために、これまで何度も練習したんやで。ぶっつけでやるわけあらへん」
「……なら、今回は一発で成功させろよ。これで失敗しようが成功しようが、お前の魔力は闇の書には使えなくなる。つまり成功させねば、書の完成が伸びていくことになるんだ」
「わかっとる」
竜二は、立ち姿勢でライフルを構えた。鈍く黒光りする長く伸びた銃口が、闇の書の開かれたページに向けられる。
「ヴェスパイン、カートリッジロード!」
「Yes sir.」
機械音声が反応し、とりつけられたスコープよりわずかに手前側の可動部分が動くと、そこから空薬莢が吐き出される。それと同時に、銃口に暗く蒼い魔力光が収束しつつあった。そして足元のブースターからは、リコイルに耐えるためのわずかな噴射が行われている。
『しかし、魔力光がダークブルーとはまた珍しい……』
『ミッドナイトブルーか、あるいは悪魔の色と呼んでくれ。ダークブルーなどありふれていてつまらんやろ』
『そこまでこだわるんですか……あ、改造車に乗るのは許しませんので』
『なんでよ!?』
『当たり前じゃないですか!地上で車に乗ってて300キロの世界とかいくら私でも護れません!』
『男のロマンを……よよよ』
『そもそもそこまでのお金なんて用意できるんです?』
『……無理ですね、サーセン』
グダグダしゃべりながらも、発射の準備は整えているのだから流石というべきか。
「ライトレイ……」
発射準備を完了したのか、照準を書に向ける竜二。
「エクストリーム……」
離れているシグナムも、緊張か、それとも収束された魔力に対するプレッシャーか、冷や汗が首筋を伝う。
「……バスタァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
『行っけェェェェェェェェェェェェェェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!』
中でアスカも同時に叫んだ。強烈に太い砲撃の光が闇の書を持つシグナムへと一直線に向かう。
「蒐集開始!」
「Sammlung.」
闇の書に直接叩きつけるかのごとく向かってきたライトレイ・エクストリーム・バスターを、シグナムは真正面から受け止
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