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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第四話
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ろう。
「くぅっ……やってくれるな!ただじゃ終わらんてか!?」
すぐに姿勢を整えると、そこには先ほどの装備の彼ではなかった。ガトリングを構え、背中にロケット、左側の腰には手榴弾、腰には何らかの装置。この一瞬で切り替えるにしては早すぎるが、そもそもデバイスのセットアップそのものも一瞬ですむのでこんなものなのかも知れない。
「これがさっきとは別の戦闘態勢、『フルファイアモード』や!動き回るタイプじゃないならこいつで押しきったる!」
「わざわざ情報どうも!」
「おンもしろくなってきたでこいつァ!」
そして竜二は間髪いれずにガトリングをなのはに向けて連射する。その連射スピードは先ほどの比ではない。
「Protection!」
しかしレイジングハートも再びバリアフィールドを展開する。どうやらオート発動のようだ。
「まずい、いくらなんでもこれは……!」
だが、打ち込まれる魔力弾の数がさっきとは段違いである。すぐにバリアにヒビが入りだした。
「うそ!?あんな小さな魔力弾なのにッ……」
「吹っ飛べオラァ!」
そしてすぐさまロケットに持ち替えて急接近し、バリアとほぼゼロ距離で発射した。流石にこれは抑えきれず霧散する。
「くぅっ!?」
「まだまだァッ!追撃追撃ィッ!」
そして吹っ飛んでいくなのはに追い討ちをかけるがごとく、ガトリングに持ち替えて連射する。魔力弾が雨のようになのはに襲い掛かる。
「う、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
しかし、なのはも飛ばされつつ空中で魔方陣を展開すると、飛行魔法を展開し、その雨の中から離脱した。なのはの足元に小さな翼のようなものが生えている。
「ここまでやるなんて……でも私だって、このまま終わるわけにはいかない!」
なのはのその言葉とともに、空中で彼女の周りに魔力弾が展開された。その数5個。
「シュート!」
それらが同時に竜二に襲い掛かった。不規則な軌道を描いて。
「甘い!かく乱するんならもっと動かせや!アスカ、バリア起動!」
『了解!全方向バリア展開!制限時間に気をつけてください!』
『OK!楽しもうやんけ!』
それに対して腰にある装置を起動させた上で回避行動をとる竜二。すべて下に向けて発射されたものであるため、地面でどうしても魔力が霧散してしまうことを利用してか、それとももともと空戦ができるわけではないのか、地面を滑るように動く。またなのはは砲台タイプの魔導士であるからか、空中ですばやい動きを繰り返すことがまだできないため、空中にいるというアドバンテージを十分に生かしきれていない。
しかし、竜二はともかくアスカがここで違和感を感じた。
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