機動戦士ガンダムSEED
0197話
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「アクセル、貴男が天然の女誑しだというのは理解していたけど……今回は随分と早く新しい恋人を見つけたようね?」
「そうだな。私の時でも半年以上時間が掛かったというのに、今回は4ヶ月か。随分と早かったようだな」
美人の笑顔と言えば、普通は見ていて嬉しいものだろう。それが自分の恋人達のものなら余計に。……だが、今俺の目の前で笑顔を浮かべている2人は異様な迫力を醸し出しており、喜ばしいというのはちょっと難しい。
「ねぇ、アクセル? もちろん新しい恋人は紹介して貰えるんでしょうね?」
「そうだな。私やレモンと同じくアクセルの恋人となるのだし、早いうちに会ってみたい所だ」
「一応、明日俺の正体を明かす時には来る筈だが……出来ればお手柔らかに頼む」
その言葉を聞き、さらに笑みを深める2人。
「それは、アクセルに対してかしら? それとも新しい恋人に対して?」
「出来れば、両方で頼む」
「もちろん却下だ」
と言うか、俺と別れてから1日しか経っていないという割には随分とレモンとコーネリアの息が合っているな。
「取りあえず、ここで話をするのも何だし……コーネリアの部屋にでも行きましょうか」
「そうだな。私の部屋ならばどれ程騒いでも他人の迷惑にはならないだろうしな」
無論、俺が今のこの2人に逆らえる筈もなく、大人しく連行されていく。
「さて、色々と聞きたい話もあるけど……まずはこう言うべきかしら。お帰りなさい」
「そうだな。ここは私達の家なのだからな。アクセル、お帰り」
「ああ、ただいま」
コーネリアの家で俺達は食事を取っていた。時計を見ると、既に午後7時を過ぎている。……ん? 待てよ?
「レモン、ちょっと質問があるんだが」
「何かしら?」
「ゲートであちらの世界とこのホワイトスターを固定するという話だが、時間はどうなっているんだ? あちらの世界とこのホワイトスターの時間が殆ど一緒なんだが」
「ああ、その事。それはゲートでホワイトスター側との固定作業が完了した時に自動的にホワイトスターの時間とあわせてくれるのよ。今回は偶々ホワイトスター側とあちら側の時間が近かったから次元が解放された時にそれ程の差は無かったけど……」
それから数分、専門的な説明が続いた。まあ、ようするにゲートを使用すれば1日が24時間の世界とならゲートを設置した場所とホワイトスターが同じ時間になるようにゲートシステムの方で調整してくれるらしい。その調整作業であの眩しい光を放つんだとか。
そんな難しい話をしつつも、食事が終わりそのままベッドルームへと3人で向かう。レモンとコーネリアは酒を。俺はアルコールが苦手なので適当な飲み物を持って。
そしてそんな状態で酒宴は続き……軽く酔っ払ったレモ
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