暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0197話
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ったのか、再び面白そうに微笑む。

「そう。……なら問題はないわね。ただ、こちらから出せる戦力は殆どがメギロートになるわよ?」
「メギロートは1機で量産型ゲシュペンストMk-Uと互角にやり合う程度の戦闘力を持っているんだし戦力の質的には問題無い」
「何? そっちの世界って人型兵器はまだまだ未発達なの?」
「ああ。ようやくMS……レモンに分かりやすく言うとPTやAMのような兵器が実現されたばかりだからな。コーディネーターの方は一足早くMSを実用化しているが、メギロートでも十分すぎる戦力になると思う。それで数はどのくらい出せる?」
「そうね、前にも言ったと思うけどメギロートの生産ラインは3つ。それを常時フル稼働させているからかなり余裕はあるわ。500機程度あれば十分かしら?」
「あ、ああ。確かにそのくらいあれば問題無い。……と言うか、ザフトも連合も纏めて相手に出来そうな戦力だが……500機、だと?」
「ええ。ホワイトスターの生産ライン3つが常にフル稼働しているわ。こちらでも労働力として色々使ってるし、材料に関してもキブツの元素変換でほぼ無制限に使えるから。なんならもうちょっと無理をして1000機程出してみる?」
「……500機で十分だろう。俺もグロウセイヴァーで出るつもりだしな」
「それじゃあメギロート自体いらないんじゃないの?」
「いや、質だけじゃなくて量もあるという所を見せておきたい」
「分かったわ。でも戦端が開かれるまでにはまだしばらく時間があるのよね?」
「ああ。一ヶ月程度はある筈だ」
「ならまだまだ余裕はあるわね。……さて、コーネリア?」
「ああ、そうだな」

 連合軍との戦いに関する打ち合わせを終了すると、レモンがコーネリアへと意味ありげな目を向け、コーネリアも何か含むように頷く。
 その2人の様子を見て、通信を切りたくなった俺は悪くないだろう。だが、もしここで通信を切ったりしたら恐らくレモンとコーネリアは直接この場所へと転移して来る。

「ねぇ、アクセル?そっちでは4ヶ月が経っているのよね?」
「あ、ああ」
「……新しい女を作ったな?」
「ああ……っ!?」

 レモンの言葉に頷く俺へと、コーネリアがずばりと聞いてくる。直球過ぎて思わず素直に返事をしてから自分が今何を言ったのかを把握する。

「へぇ、やっぱり。また無意識に女を堕とした訳ね」
「……取りあえず詳しい話を聞かせて貰おうか。一度ホワイトスターへと戻ってこい」

 その2人からの要請を断れる筈もなく、俺はゲートの操作システムから転移を選択する。俺を中心にして転移フィールドが生成され、次の瞬間にはホワイトスターの転移区画にあるリュケイオスの前へと転移が完了していた。そして俺の目の前にはにこやかな笑みを浮かべるレモンとコーネリアの姿が。
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