機動戦士ガンダムSEED
0197話
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は当然か。
「アクセル隊長!?」
「ああ。レモンはいるか?」
「あ、はい。すぐにレモン様をお呼びしますのでちょっと待ってて下さい!」
それだけ言ってどこかに連絡をする男。
……にしても、前々から思っていたんだがWナンバーズであるエキドナはともかく、なんで技術班のこいつらまでレモンを様付けで呼んでるんだ? まぁ、最近のレモンが纏っている雰囲気を考えればそれもおかしくないのかもしれないが。
そして10分程経ち、通信ウィンドウにレモンとコーネリアが現れる。
「あら、アクセル。コーネリアの世界の時とは違って今回は早かったのね」
……早い? ああ、なるほど。次元接続時の時差の事か。
「そうでもないな。こちらでは既に4ヶ月程経っている」
俺のその言葉を聞いたレモンが面白そうに微笑む。
「へぇ、時差が起きると言っても色々あるのね。ちなみにこっちでは1日しか経ってないわ。私の主観としてはアクセルが転移したのは昨日よ。ねぇ?」
「ああ。それにしても時差とはこうして起こるものなのだな。私としては1日ぶりだというのに、アクセルにしてみれば4ヶ月ぶりか」
コーネリアも頷き、俺の顔を見て嬉しそうな笑顔を浮かべている。
「これはまた……1日とはな。さすがに予想外だ」
「それで? ゲートを固定したという事はこっちに帰ってくるの?」
「いや、その件でちょっと相談があってな」
そうして、俺の計画をレモンとコーネリアの2人に説明する。小国ではあるが、平和で技術力も高いこのオーブという国と同盟を結ぶというものだ。その際に問題になるのは1ヶ月程後に起こるであろうこのオーブという小国と地球連合軍――というよりは大西洋連邦――との戦争であり、その戦争に関しては俺達シャドウミラーが助力して戦う事。また、シャドウミラーとしての戦力を使いこのオーブという国を戦勝国にして、俺達シャドウミラーをオーブにとって最重要の同盟国とする事。大西洋連邦を説明する流れでナチュラルとコーディネーター、そしてブルーコスモスについても説明しておく。
「なるほど、私は構わないと思うわ。技術班にも気分転換出来る場所はあった方がいいもの。資材に関して言えばキブツでなんとかなるけど、全く知らない技術に触れるというのも技術者や科学者にとっては大事だしね」
「私も構わないと思う。補給がより容易になるというのであれば否はない。だが、何故そのオーブという国が戦争になると分かるのだ?」
「コーネリアは俺の能力を忘れたのか?」
尋ねてくるコーネリアに、そう嘯く。
「なるほど、歴史の流れを知る事が出来る能力か。私の世界以外でも発揮されるのだな」
そう言って納得するコーネリア。その隣にいるレモンは、俺の原作知識の事を言っているのが分か
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