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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第三話
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ェー、ひどいな!!これだけたくさんのミスがあると一晩中かかっても指摘しきれないぜ。まるで才能ないね!」
「『カモン、ベイベー!今夜は一緒にいよう!イエィ!ロックンロール!』って歌詞は大嫌いだ!寒気がする!薄っぺらだ!大嫌いだ!」
「マークがいなくなったのはどうだっていいんだ。マッツ・レヴィンやヨラン・エドマンが辞めて心配したかい?マイク・ヴェセーラは?俺は気にしないね!誰がバンドにいるかなんて関係ない!」
「アイツがオレをパクってないって?もし本気でそう思っているんならこいつは頭が完全におかしい。とんでもない話だ!あの醜い顔を殴ってやりたい!」
「俺は皆と友達だよ。敵はいない。友達だけだ。唯一嫌いなのはブルース・ディッキンソンだ。あいつは大嫌いだ。あいつは○○○○だからだ。あいつはとんでもない野郎だ。生まれてから会った人間のなかでも一番非礼な奴だ!すごく失礼だ!本当に失礼だよ!あいつは大嫌いだ!それに、そんなに上手くもない。とんでもない奴だ。俺が『先祖が貴族なんだ』と言ったら、奴は『それがどうした?』だって。あいつは最低だ!」
「俺は天才だ!」
「俺以外の奴等はみんなカスだ!」
「俺の音楽が分からない奴等はクズだ!」

 などとイングヴェイ・マルムスティーン語録について二人で盛り上がっていた。



 ちなみに『STORM BRINGER』や『Rising Force』というのは、竜二が大阪にいたときにギタリストとして所属していたヘヴィメタルバンドのことである。また『STORM BRINGER』では作曲を担当していた。ヘヴィなサウンドながらも美しいメロディラインを意識し、歌詞はまさに『戦う漢の生き様』を表していた、いわゆるクサメタルと呼ばれるもの。ロック・メタルファンだけでなく、ヴィジュアル系バンドが好きな若者達からも人気があったとか。
 特に『STORM BRINGER』の勢いは凄まじく、そのままプロデビューも目前と言われていたほどであったが、あえなく解散の憂き目にあっている。



 そのまましばし続いたが、ネタ切れか周りの目線に気づいたか、互いに咳払いして落ち着ける。

「しかしお前、あの子らと知り合いなんやろ?まさかと思うけど聞かしてないやろな?」
「いやみんな知ってますけど」

 直人がしれっと返すと、竜二はため息交じりに続けた。

「やっぱりか……しかしなんでまたあんな子らに?そもそもお前こっちで何してん?」
「いや、まぁ、なんというか……ちょっとありまして」
「うわーないわー、お前子供に手ぇ出すとかないわーマジないわー」
「棒読みの上ないわー連呼とか怖いんでやめてもらえます!?しかもその言い方やと俺があの子らてごめにした風に聞こえるやないですか!」
「いやだってお前、バンギャでもない女の
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