機動戦士ガンダムSEED
0196話
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、この世界はまさに君があの時に話した通りの歴史の流れを辿っている」
ウズミの言葉に、マリュー、ムウ、キサカの視線が俺へと集中する。
さて、いよいよか。
「そうだな。あの時に約束をしたのだし、真実を話そう。その為の場所と人を整えて貰いたい」
「場所と人?」
「誰も使っていない無人の倉庫を用意して貰えるか? 大きければ大きい程に有り難いが」
「それは構わないが……それだけでいいのかね?」
「後は、最初に開示する情報はこの場にいるメンバーとキラ・ヤマト。本人が望むのならカガリ・ユラ・アスハを入れてもいいが、その6人で聞いて貰いたい。もちろん、俺の話が終わった後に他の誰かに相談するなり話すなりするのは好きにして構わない」
「……よかろう。倉庫についてはモルゲンレーテ社に使っていないものがあるのでそこを使うといい。カガリについては君の言う通り希望するのなら参加させよう。それで具体的にはいつになるのかね?」
ウズミの言葉に考える。こちらの準備としてはゲートを設置するだけなので特に時間は必要ない。極論を言えば今すぐでも構わないのだが、アークエンジェル組はともかく実質的にオーブのトップであるウズミは色々と忙しい筈だ。
「明日で都合のいい時間は? 出来れば1……いや、2時間程度は見て欲しい」
「2時間か。ならば明日の13時でどうだ?」
ウズミのその言葉に、後ろに控えていたキサカがすぐに口を挟んでくる。
「ウズミ様、明日の13時からは会議の予定が入っていますが」
「構わん。会議と言っても緊急性のあるものではないからな。アクセル君の話と会議のどちらが重要かと言われれば、今回は前者だろう。ただし何かあった場合はすぐに連絡するように言っておいてくれ」
「分かりました」
「という事で、アクセル君の話は明日の13時にその倉庫で構わないかな?」
ウズミの言葉に頷く。チラリと横を見てみるとどこか難しい顔をしたマリューとムウも頷いているのが見えた。
「皆に問題が無いようだし、それで決まりでいいな。倉庫についてはすぐに案内の者を寄こすので、詳しい話はその者に聞いて欲しい。では、また明日会おう」
それだけ言うと、キサカと共にブリーフィングルームを出て行った。この時期だし色々と忙しいのだろう。
ブリーフィングルームに残されたのは、俺とマリュー、ムウの3人のみとなる。
ウズミとキサカが共に去り、静寂に包まれていた中でそれを破ったのはマリューだった。
「アクセル、先程ウズミ様が言ってた話……教えて貰えるかしら?」
「そうだな、俺も知りたい」
マリューの言葉にムウも続くが、俺はそれにただ首を振って拒否をする。
「悪いが、その答えについてはウズミ代表と同じく明日まで待ってくれ」
俺の個
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