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Dies irae~Apocalypsis serpens~(旧:影は黄金の腹心で水銀の親友)
第三十八話 思想と目的
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けでなく、常に助ける者たちを盲目にする (Non solum fortuna ipsa est caeca sed etiam eos caecos facit quos semper adiuvat )」

何も見えないと、何も分からないと、渦巻く情念の色さえも理解していない。

「僅かの愚かさを思慮に混ぜよ、時に理性を失うことも好ましい (Misce stultitiam consiliis brevem dulce est desipere in loc )」

いつまでたってもお前は気付かない。一と全が同一で、まるで尾を喰う蛇(ウロボロス)のように永遠に続けるから、だから本当は自分が何を求めているのかすら見極められない。

「食べろ、飲め、遊べ、死後に快楽はなし (Ede bibe lude post mortem nulla voluptas )」

因子は取り除いた。■■は消した。後はお前が譲るだけでいいんだ。死にたくない?いいや違う。お前は自分の死に場所を見つけられないだけだ。

「未知の結末を見る (Acta est fabula )」

だから俺なりに全力を尽くそう。正直、勝つ気も負ける気もないんだがな。

「見るがいい、大火の如く朱き竜を その身に七つの世界を、七つの覇道を身に宿し、十の理を示すがいい (????? ?? ?? ?????, ?????? ?????. ??? ?? 7 ???? ????? ????, ???? ?? ??? ?? ????. )」

さあ、これが最後の戦いとなることを君の女神にでも祈ろうじゃないか。




******




爆発が巻き起こる。その一撃はラインハルトを吹き飛ばす。だが、ラインハルトの槍の一撃もまた俺の態勢を崩していた。だが互いに理解している。拮抗しているが故にもうこの戦いは長くは続かないと。
あと数撃、いや或いはあと一撃で決着がつくかもしれない。俺たちは互いにそのことを理解しながら打ち合う。今更他者の創造を使うことはない。そのような隙を見せるような行為はできない。死力を尽くす故に単純な殴り合いにも近い形で決着がつく。

「終わりだ」

「終わるのは、お前のほうだッ!」

再び互いの刃がぶつかり合う。次こそは、次こそはと思っていても、そのたびに互いに武器を打ちつけ合うのみ。互いに弾き、距離を取る。

「くそッ―――!」

「卿は楽しくないのか?私は楽しいぞ。永遠ともいえるようなこの長き戦いに、共に死力を尽くすこの刃に。ああ、私は今満ちている!」

ラインハルトは歓喜に震え続ける。この時が永遠であっても構わないと。むしろ永遠であってほしいと。

「ふ、ざけんなよ……」

俺たちは陽だまりの世界を求
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