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DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 五章
五章 導く光の物語
5-16船出(仮)と慕情
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空気に放り込まれても、当てられるだけだな」
「ほんとに、仲が良さそうでしたね!うらやましいなあ!」
「一家団欒の邪魔をしてしまうのも、やはり申し訳ない気がしますからね」
「わたしたちは、しばらく一緒にいられるものね。いまは、ポポロとネネさんと、いてもらったほうが、いいね」
「しかし、船のほうが早く済んで、時間が余っちまったな。酒場も()いてねえし、どうするか」
「仕事でもしたら。今なら祝福ムードで、興行(こうぎょう)にはいいかもしれない」
「だな。財布(さいふ)(ひも)も、(ゆる)んでそうか。いっちょ、やってくるか」
「踊るのね。わたしも、行く」
「ぼくも、行きます!」
「嬢ちゃんは、いいが。ホフマンは、場合によっちゃ燃やすぞ」
「……気を付けます!」

 こうして、港町の二日目の夜は、トルネコ抜きで過ぎる。
 トルネコがいないため、ミネアはいつものように、マーニャの飲み過ぎを止めるのに苦労するも、いつも通りの夜が過ぎる。
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