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DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 五章
五章 導く光の物語
5-16船出(仮)と慕情
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うなんですね。ユウさん、ありがとうございました。」
「うん。また、会えて、よかったね」
「ええ。本当に。この後も、みなさんとご一緒させて頂けるなら、安心です。どうぞ妻を、よろしくお願いいたします。」
「うん。トルネコは、大丈夫。」
「すみません。ぼくも、紹介してもらえませんか?」
「あらやだ、ごめんなさい。そうね、ホフマンさんは、初めてだったのね。あなた、こちらはホフマンさん。砂漠の宿屋の息子さんで、商人の卵なんですって。正式な旅のお仲間というわけではないそうだけど、しばらくはご一緒させて頂くことになるの。」
「そうですか。ホフマンさんも、どうぞよろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくお願いします!
高名
(
こうめい
)
なおふたりにお会いできて、光栄です!」
騒がしい店の様子に、店の息子が奥から顔を出す。
「パパ?お客さん?……ママ!」
「ポポロ!」
カウンターを飛び越え、トルネコに駆け寄り、抱きつく少年。
トルネコも、強く息子を抱き締め返す。
「ママ!ほんとに、ママなんだね!」
「ポポロ!そうよ、本当に、ママよ。」
「ママ!あいたかった!」
「ごめんね、ポポロ。」
「ううん、大丈夫!ぼく、ママの代わりに、たくさんパパのお手伝いしたんだよ!」
「まあ。偉いわね、ありがとうね。」
「ふたりとも。お客様がおいでなんだ。今は、それくらいにしておきなさい。」
「あらやだ、そうね。」
「お客さん?あっ、ユウおねえちゃん!」
少年が、少女に向き直る。
「ユウおねえちゃん!ほんとに、ママに伝えてくれたんだね!どうもありがとう!」
「うん。会えて、よかったね。」
「うん!」
「みなさん。本当に、ありがとうございます。今日は、どうぞ我が
家
(
や
)
で、ゆっくりなさってください。」
「そうね。それがいいわ。あたしも
久々
(
ひさびさ
)
に、腕を振るおうかしら!」
「それは、楽しみだ。僕も、トルネコに食べさせたい料理があるんだよ。」
「まあ!楽しみね!」
「あー、
折角
(
せっかく
)
だが。久々の帰宅なんだ、今日は家族
水
(
みず
)
入
(
い
)
らずで過ごせよ」
「そうですよ。私たちは、トルネコさんをお送りしに来ただけなので。」
「みなさん。そんな、お
気遣
(
きづか
)
いは」
「明日、また。迎えに、くるね。」
「今度お会いしたときには、色々とお話を聞かせてくださいね!」
「あら。そんな」
「じゃあな、姐御に、おやっさん」
「失礼します」
「さよなら。」
「お邪魔しました!」
「えっ、ユウおねえちゃん!」
一家
(
いっか
)
の
止
(
と
)
める
間
(
ま
)
も無く、そそくさと店を出る四人。
追いかけてこられないうちにと、
速
(
すみ
)
やかにルーラでコナンベリーに戻る。
「気のいい夫婦だがな。あの
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