第6話 教導官だけど愛さえあれば関係ないよねっ!
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女好きであるからだ。
「なのはって俺意外をあだ名で呼んだりするの?」
「ううん。しないよ」
「じゃあ俺はなのはの特別ってわけだ」
「え…、えぇ!?ち、違うよ!わたし全然そんな事考えてな―――」
「あはは、冗談だけど」
「んがー!!これ以上わたしをからかうのは止めてー!!」
「悪い悪い。けどなのはにあだ名で呼んでもらえるのは素直に嬉しかったりするけど」
そう言って、リクは笑う。
その笑顔に、なのはは更に顔を赤くして、目を逸らし、そして恥ずかしそうに俯く。リクの鍛え上げられた身体、しかし、見せる笑顔は年相応のもので、そのギャップになのはは胸の高鳴りを鎮められないでいた。
(こ、こんな気持ちになったことなんてないよ…。―――こんなの、知らないよ…)
高町なのは一等空尉が出会った、これまで感じた事のない未知の感情。けれど、この感情の名前をなのはは、知っているような気がした。
「ね、ねえ、“リッくん”。もしかしたらわたしは、君に―――」
―――ガチャ。
「…なにしてんの?」
「「……………………あれ?」」
そこには、額にとんでもない数の青筋を浮かべた八神はやてと、その後ろで瞳一杯の涙を溜めたフェイト=T=ハラオウンの姿があった。
続く。
「え、これってまだ続くの?」
リクは誰にでもなく、ぽつりとそんな言葉を残すのだった。
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