第三幕その四
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ははじめるがよい。苦しむことのないようにな」
彼は席に着くと司教に対して言った。彼はそれに対して恭しく頭を垂れた。
「王太子の姿が見えぬな」
王は隣りの席に座る王妃に対して言った。
「そういえば」
エリザベッタはそれに気付きハッとした。
「何処に行ったのだ」
彼は妃の表情を窺いながら尋ねた。やはり怪しんでいるようだ。
「まあ良い、そのうち来るだろう」
王はそう言うと顔を正面に向き直した。そこでは火刑の準備が行なわれている。
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