暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
9話:宝・石・奪・取&疾走しちゃうぞ☆
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いえ」

「では、お前はこの間なのは達と一緒に行った家族旅行の事を覚えているか?」
「な、なんでそんな事まで「答えろ…」は、はい!覚えています!」

「お前はそのとき、温泉に入ったな」
「はい、それがどう………」

俺の言いたい事がわかったのか、段々と顔を強ばらせる。俺はユーノの頭に置く手に力を込める。

「気づいたのなら、お前は制裁を受けるべきだな…」
ギリギリギリ……
「い、痛い!痛いです!ちょっと待って…!それは誤解です!不可抗力です!」
「あの、すいません!それ、私が無理矢理…」

「その話は追々聞かせてもらうとして、今は急いでもらいたいんでが…」
「あ、はい…」
「救われたな」
「はは……」

そんな言い合いも、クロノの一言で片付けられる。それになのはは返事をし、俺はユーノにボソッとささやきユーノの頭に置いていた手を戻す。それを聞いたユーノは少し苦笑した。
ふと前を見ると、クロノがこちらをじっと見ているのに気づいた。

「…あなたは、バリアジャケットを解かないのかい?」
「……いやだね」

クロノにそう勧められるが、俺は拒否する。だってよ……


「こんな殺気立ってる場所で生身になる訳にもいかないでしょ」


「へ?それって…」
「はやり気づいていたか」

俺の一言になのはとユーノは首を傾げるが、クロノは表情を少ししかめたまま、デバイスを持っていない手を挙げる。すると先程まで感じていた気配が動き出す。

「なのは、ユーノ。少し乱暴だが、許せ」
「「へ?(ふぇ?)」」
「んどっこいしょ!」
「「わっ(きゃっ)!?」」

すぐ側にいた二人の首根っこを掴み、クロノのいる方へと投げる。ユーノはそんな状況になれているのか、うまく受け身をとる。なのはは…うん、相変わらずだな。
そんな思考をしている間にも、感じていた気配は俺を取り囲み……手に持つデバイスを俺に向けてきた。

「ふぇ!?何これ!?」
「あなた…否、ディケイドと呼んだ方がいいか。君は僕達管理局にとっても危険な存在だ。おとなしく武装を解除して欲しい」
「ふぅ、招かれた客だった筈なんだけどな〜」

俺の周りを取り囲んだ連中は、どうやら管理局の側の人間。ざっと見て大体20…否、30近くはいるか。まぁ、状況としては俺を拘束しようってことだろう。

「にしても、話があるってんで来たのに、これじゃあ何がしたいのかわからないな…」
「無駄口を叩くな。おとなしく武装を…」
「嫌だと言っているだろ。人の話はちゃんと聞くべきだぜ。まぁ取りあえず……」

そこでいったん言葉をきり、カードを取り出す。

「このままじゃ、話も何もないからおとなしくしてもらうぜ」
「それはこちらのセリフなんだが…」
「まぁいい
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