第10032次進化実験
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逃げる事は可能だろうけど垣根提督がいるスクールと鉢合わせた場合は逃げることができるかわからない。
それならここで一方通行を倒すしかない。
「どうやら時間切れのようだぜ。」
ヤバい、話しすぎた。
このまま起きられると私が一方的に不利になってしまう。
「ちょっとごめんね。」
私はもう一度殴るとコンテナの横に泣かせた。
「ここからが私の本気よ。多才能力者の実力よ。」
私は口にはしないが多重空間転移をしながら空気銃を撃った。
風景的には東方プロジェクトに出てくる弾幕のようになっている。
しかしこんなものでは一方通行に敵うわけもない。
だから私は私の放った空気弾が周りにあるコンテナに当ててコンテナの中身をばらまくことが真の目的。
一方通行がそっちを振り向いた隙に誰も来ることが出来ない風紀委員会本部に向かえばいい。
私は一方通行を見ると一方通行は笑っていた。
コンテナの隙間を見て。
私も同じところに目をやると気絶しているはずの妹達がいた。
「危なーい。」
となりのコンテナは私の空気銃のせいでバランスを崩し落ちそうだった。
私は急いで空間移動で妹達のもとに行き、妹達(シスターズ)を庇うようにうつむせになった。
それとほぼ同時に爆発が起きたが、一方通行は一歩も動かず立ったままだった。
そして爆発の影響で視界が使えなくなった。
私はひと安心だと思い息を吐いた。
しかし、
「残念だったな。」
と無傷の一方通行。
「どおして。あれだけの爆発なのにどおして無傷なの。」
すると一方通行は清々しい顔で、
「当たり前だろ。力の向きさえ帰ればいいだけなんだからよ。」
「そんな。」
「さーて。お前、知ってるか?」
「何を?」
「そりゃー。自分の手を汚さないで相手を殴る方法。」
自分の手を汚さないで殴る方法?
そんなのあるはずがない。
「わかんねーか。なら教えてやるよ。」
ゴックン。
自分の唾を飲む音が聞こえた。
「人に触っているところの力の大きさを変えればいいんだよ。」
「くっ。」
腹を蹴られる私。
何にも気にもせず蹴り続ける一方通行。
次第に意識が遠くなっていく。
「おい。この場合実験ってのはどうなっちまうんだ。」
一方通行の声で意識が戻ってきた。
これは私ではなく妹達に言ったのであろう。
だって事件のことなんて知らないし。
この場合ってのはなに?
「離れろよてめぇ。今すぐ御坂妹とそいつ
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