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転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0195話
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のその言葉に、周囲にいた人々がざわめく。マリューは頷きながら再び口を開く。

「分かったわ。取りあえず話をしましょう。あの機体はどうすればいいの?」
「整備や補給の事を仰っているのなら今の所は不要でしょう。あれにはNジャマーキャンセラーが搭載されていますから」
「つまりは核動力か」
「はい。データを取りたいと仰るのならお断りして僕はここを離れます。奪おうとするなら敵対してでも守ります。あの機体、フリーダムを託された僕の責任です」
「分かりました。機体には一切手を触れない事を約束します。まずはブリッジでお互いの情報を交換しましょう」

 マリューの言葉に従い、取りあえずフリーダムをアークエンジェルの格納庫へと運び入れて俺達はブリッジへと移動した。





「なるほど。それでサイクロプスを……」
「ああ。恐らく連合軍の上層部はザフトの攻撃目標がパナマじゃなくてアラスカだって事を知ってたんだろう。でなきゃ前もってあの規模のサイクロプスを用意は出来ない」

 キラの言葉にムウがそう呟く。何しろ実際にサイクロプスをその目で見ているだけに説得力がある。

「それで、アークエンジェル……いえ、マリューさん達はこれからどうするんですか?」
「どうって言われても……」
「オーブだな」

 マリューの戸惑ったような声を聞き、口を出す。その瞬間、ブリッジにいたクルーの目が俺へと集中する。

「オーブ?」
「ああ。まさかサイクロプスによる自爆の生き証人である俺達がパナマに行ける訳もないだろう。……いや、行くというのなら行ってもいいが、まず間違いなく敵前逃亡の罪で銃殺刑か、それがなくても口封じする為に今回のような作戦に参加させられる事になる。それならオーブに行った方がいいだろう」
「でも、オーブが受け入れてくれるかしら? 前回と違って今回はこの艦だけじゃなくて僚艦もいるのよ?」
「その点は大丈夫だ。この前オーブに寄った時にウズミ代表からいざという時の約束は取り付けてある」
「アクセル、貴方いつの間に……」

 マリューが信じられないといった様子で俺の方を見てくるが、苦笑を浮かべながら答える。

「オーブにいた時に夜の外出許可を貰った事があっただろう? あの時にウズミ代表と面会してな。いざという時の事を頼んでおいた」
「夜の外出許可って……あっ!」
「そう、俺がエリカ相手にちょっかいを出しているんじゃないかと邪推してたあの時だよ」
「ちょっと、何もこんな所でその話を持ち出さなくても……」

 嫌な話題が続いた事でブリッジの雰囲気が暗くなっていたが、マリューのその言葉で多少なりとも明るくなる。
 結局パナマに向かうよりはオーブへと行った方がマシという事になり、周囲にいた5隻の艦もこのままパナマへ行くという事に
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