第十八話 とある魔術の主人公
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
で、その時にはインデックスの体そのものを破壊してしまう可能性が高いと思われます。最悪、不正参照で自動書記が起動し、その途中で自動書記が破壊されるようなことがあれば、全ての禁書目録機構が迎撃体勢となりインデックス本人はもとより、その場を中心に半径数メートルが跡形もなく吹き飛ぶ可能性すらあります)
(そういうことだったのか)
確かに上条さんの手で首輪を破壊したあとに自動書記も停止させたけど、その時は禁書目録機構は使われてなかったから助かったわけだ。そして、フィアンマは確かイギリス清教の霊装を奪って禁書目録の参照をしたっていう話だったはずだから、それは正規の参照として扱われたということになる。しかし、破壊しようとすると内蔵機能ごと破壊してしまい、解除しようとすれば自動書記やその他迎撃機構が働き、正規の手段を用いずに禁書目録を参照しようとしても自動書記やその他迎撃機構が働く。そこまで綿密な枷をかけられるほどの技術があるなら、インデックスに10万3000冊を覚えさせる必要なんてないんじゃないかなぁ。
その後、シェーラからイギリス清教の内部事情や勢力関係なども聞き、表面上は必要悪の教会が意外と力を持っていないことも分かった。というか、裏では物凄く力を持っている、というのは予想通りだったのだが……。
シェーラから色々な話を聞いている間にいつの間にか夕方になっていた。夕食の材料は昨日の内に使いきっているので、今日は外食の予定である。いくら学園都市といえども、野菜や肉を腐らせないような技術はまだ開発されていない。なので、休日に近所のスーパーで数日分の食料を買い込んで、その食材が残っている間は自炊、なくなり次第ファミレスという生活をしている。
「行ってきまーす」
寮を出ると近くのファミレスへ向かう。ファミレスといえば、持ち込みでシャケ弁やら鯖缶やら食ってる連中が思い浮かぶが、今向かってるファミレスでは見かけたことがない。ちゃんとレベルアッパー対策は出来たのだろうかと、少し心配になってしまう。
ファミレスに到着してから席に案内されると、メニューを頼んで水を一口飲む。別にフラグは立っていなかったみたいで、さっき考えていた連中がファミレスに居るなんてことはなかった。まぁ、考えてみればそんなに簡単にフラグが立つなんてことは……あったか。そう言えば、神裂さんとかステイルのことで土御門さんのことを考えたときに、その土御門さんからドンピシャのタイミングで電話があって、見事に神裂さんとステイルを迎えに行ったんだった。
夕食を食べ終えファミレスを出ると、明日の朝食を購入するために少し遠いが美味しいと評判のパン屋へ向かうことにした。10分ほどは歩いただろうか、ようやく店に到着して中に入ってみると、青い髪がやたら目立つ店員が
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ