第5話 問題児達が訓練をするそうですよ?
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け入れるわけにはいかない。
この辺りが無剣リクの面倒くさい所だ。
「いやだが、俺がお前らを無理矢理入れて、それでお前らが合わないからってく―――」
「っち、一々クソ面倒くせえ野郎だなテメエは。黙ってアタシ等の提案受け入れとけアホ」
「そーそ。俺等にしてみてもあんなタルーイ訓練やらなくてラッキーなんだからさ。あ、隊長たちへの説明はお前がやっといて」
アキは心底ウザそうに、レイは感情を読み取らせない笑みを浮かべながら、そう言った。そして、言ったと同時に二人は立ち上がる。
もう話す事はない、という意思表示だろう。
「じゃ、俺今日はさっさとねるから」
「アタシも今から寝るから(性的な意味で)」
「いや最後のちょっと待て」
が、二人はさっさと出て行った。
そして、自分の部屋にポツンと突っ立ているリクは暫く立っていた後、ボリボリと頭を掻きながら、自分も部屋を出て行くのだった。
目的は隊長達の自室。レイとアキの件を説明する為だ。勿論上手い言い訳は考えていない。ありのままを言うつもりである。
(仲間に言い訳とか出来ないしな…)
と、真面目な事を内心で思う。
「それに―――」
廊下を歩きながら、「フッ」と小さく笑う。
「風呂上りの隊長達を見れるかもしれないしな」
結局、なんだかんだで問題児は問題児であった。
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