暁 〜小説投稿サイト〜
戦国御伽草子
参ノ巻
文櫃

[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
証文は無効なのです。亦柾殿」



 語気強く高彬は言った。



「そのような戯れ言、本気にするとお思いか。ねぇ、姫?それとも、螺蔚姫は先ほど言っていた将来を誓い合った男が、この高彬殿とでも言うのですか」



「えっ?あた、あたしは・・」



 いやさっきのは完全に口から出任せでしたけど!



 でぇえぇい!女瑠螺蔚、覚悟を決めてやる!



 じゃなきゃ明日には、亦柾の数ある妻のひとりだ!そんなの、絶対に、嫌ッ!



 あたしは、半ばヤケクソ・・・いや意を決して、答えた。



「そうよっ!高彬の言うとおりよっ!あたしと高彬はぶっ契りの仲なんだからっ!」
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ