暁 〜小説投稿サイト〜
ガールズ&パンツァー もう一人の転校生
三位決定戦です
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
お姉ちゃんが鎌倉歴史高校相手にやっていたしね。
あれは見事な反撃だった。
私もあそこまでのものは見たことが無いくらいだもん。
「そうなんだ。梨華はこの状況が予想出来ていたの?」
私はこれでも大狩流の第二正当後継者だよ。
分かっているに決まっているじゃん。
と言いつつもさっき思い出したんだけどね。
「当たり前だよ。」
しかし多治見大付属高校は私が言った案とは違う方法を取り始めた。
その方法とは至って簡単。
敵戦車一両につき一両がつき相手をすること。
勝率はかなり低くなるが成功したときの突破率は大きいだろう。
しかし多治見大付属高校の思うようにもいかなかった。
何故なら撃ちながら迫ってくる鎌倉歴史高校相手に身動きが取れないのだから。
私たちのときとは全然違う。
私はそう感じた。
「梨華。多治見大付属高校が一両撃破されたよ。」
一両撃破されちゃったんだ。
それじゃあこの作戦は意味ない。
作戦を早く変えれば良いのに。
このままじゃ鎌倉歴史高校のペースにのまれちゃうよ。
三位決定戦なのにこんな一方的な展開になるなんて予想もしてなかった。
「梨華。このあとどうなると思う?」
みほの簡単な問。
「作戦を変えなければ直ぐに負け。作戦を変えて的確に攻撃をすれば逆転が可能だと思う。」
「ここから逆転が出来るんだ。見てみたいな。」
たぶん多治見大付属高校が逆転することはない。
もう作戦を変えるタイミングを間違えている。
今ごろ作戦を変えても意味がない。
鎌倉歴史高校の全ての戦車が多治見大付属高校に向けて一斉攻撃を仕掛けた。
もう終わっただろう。
あれだけの量だ。
残っていても一両か二両のはず。
私はディスプレイを見た。
「多治見大付属高校。全車両行動不能。よって鎌倉歴史高等学校の勝利。」
やっぱり。
私の予想通り多治見大付属高校は負けた。
それにしても鎌倉歴史高校の作戦完成度が高い。
私たちには手加減でもしてたのかな。
でも私たちは来週の決勝の事を考えなければならない。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ