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魔法少女リリカルなのは〜無駄己ドララオラオラァ転生者!!!〜
第10話 怒り
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。」
「俺も気になる。何故お前がそんなことを言ったか。」
「俺もだぜ!ジョジョ!」
「何だよ、お前らもかよ?」
「悪いか?」
「べつにぃ〜。聞かれたなら教えるだけだし。」
「なら、早く教えなさいよ!」
「あ、アリサちゃん…。」
「あぁったよ。教えるから少し黙っとけ、アリサ。」
「まったく…。」
「じゃあ話すぜ。…まず最初に、ディオは自分が『弱者』みたいな事を言われる事をひどく嫌うんだ。」
「何でよ?」
「それは、教えられない。だが、ひどく嫌う。だから、ディオを弱者呼ばわりしない方がいい。」
「言ったらどうなるんだ?」
「まぁ、見とけば分かるぜ。ほら、」
そう言ったジョジョは、窓から二人のいる所を指さした。
アリサ達は指さした所を見た時、普段のディオからは見られない光景を見た。その場には、
「…貴様ぁ…。」
「あぁ?(なんだ?こいつ。怒ったか?…どうやら、こいつに『弱者』というのはNGワードだったか?なら、もう一回言ってみるか。)やっと喋ったかこの『弱者』が。まぁ、『弱者』が今まで喋らなかったのが普通か。なんせ、この我が話しかけたのだからな。『弱者』は黙って当然か?フハハハハ!」
「黙れ…。」
「何だお前は!『弱者』の分際で、この我が話している最中にぼそぼそと何か言いおって!お前のような『弱者』は…「バァン!」ムグゥ!?」
王輝がディオに向かって『弱者』を連発していると、ディオはふいんきを変え、王輝の口を塞ぐように手で掴んだ。
「貴様ぁ、このディオに向かって『弱者』呼ばわりをするとは…よほど痛い目に合いたいと見える…。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴッ…
「ムグゥ!?(何だこいつ!?さっきまでのこいつとはまるで違うぞ!?)」
「このディオとて、こんなに侮辱されていつまでも黙っているとは大違いだぞ…このディオを侮辱した罪、今ここではらしてくれるはぁ!」
ブン!
そしてディオは口を塞いでいる手とは違う手で、手を挙げ振りかぶろうとした時、鐘が鳴った。
キーン コーン カーン コーン
キーン コーン カーン コーン
「……。」
「んん!?(しめた!鐘が鳴ったぞ!)」
「……ちっ。命拾いしたな雑魚が。次、今回のような事を言ったら只ではすまさんぞ。」
そう言いディオは口を塞いでいた手を離した。
バッ!
ドサッ!
急に手を話された王輝はその場に尻餅をつき、ディオを見上げるような態勢でいた。
「ぷはぁ!はぁはぁ…。」
「……。」
「はぁはぁ…。」
「…ふんっ。」
スタスタ……。
ディオは王輝をまるで虫けらのような目で見た後、鼻で笑いその場を去り、自分の新しいクラスである3年2組に行った。
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