第二十三話「懐かしいお友達!」
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?」
『ちょっと今日オカルト研究部の会議を開きたいのよ。それでイッセー、会議場所をあなたの家にしたいの。部員を呼びたいのだけれど、いいかしら?』
「え? 子猫ちゃんたちをですか?」
部長は現在レイの家に下宿している。俺の家よりレイの家のほうが良いと思うんだが。
『ええ。レイの家はまだ大掃除が終わっていなくて人を呼べる状況じゃないのよ。それで今日の会議はそっちで行いたいの』
大丈夫だとは思うが、念のため両親に聞いてみると、二つ返事で承諾した。
「別に構わないよ。むしろ大歓迎だ」
「そうね。聞けばリアスさんたちにはうちのイッセーが大変お世話になっているとか。私も嬉しいわ、イッセーに女の子のお友だちが増えて」
母さんの言葉に大きく頷く父さん。
「そうだなぁ。父さん的には松田くんも元浜くんも好きだが、やはり健全なお付き合いが出来る友達も作っておいたほうが良いぞ。彼らは元気があっていいんだが、如何せん性に対する興味が強すぎるからなぁ。高校生男子としては正しい姿なのだろうが、部屋に集まってエッチな話ばかりを語り合っているだけでは青春は謳歌できんぞ」
「そうねぇ。あの子たちいい子なんだけどエッチなのよねぇ。目つきがいやらしいし、基本的にエッチな学生だからイッセーに悪影響を及ぼすわ。アーシアちゃんが同居した今では敷居を跨がせるのも考えものね。だって年頃の娘さんが汚れてしまうもの」
酷い言われようだな友よ。俺も聞いていて否定できないと思ってしまったけど。
でもそういった友達がいるのも貴重なんだぜ、母さん。あいつらと一緒に馬鹿みたいに騒げて楽しい時間を過ごせているのは、紛れもないあの二人のおかげなんだから。
「その点、レイくんは大歓迎ね。女の子みたいで可愛いし、松田くんたちのようにエッチでもない。なにより子供みたいで癒されるわ」
「ああ、レイくんなら父さんも賛成だ。彼は子供のように素直で純粋だからな。イッセーにとっても良い影響を与えてくれるだろう」
あー、確かに父さんたちはレイのことも実の子のように可愛がっていたからな。最近では家に来なくなったって嘆いていたくらいだし。
「部長? 放課後の件、大丈夫ですよ」
『本当? ごめんなさいね。ご両親にもよろしく伝えておいてちょうだい』
「はい」
『そういうことだから、放課後よろしくね、イッセー』
「了解っす」
十中八九、レイも来るんだろうな。よかったな、父さん母さん。
† † †
「でね、これ
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