第3話 湯上りのフルーツ牛乳は基本だそうですよ?
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い顔でそう答えるハク。尚、白娘子は、今日の道行きには同道する事が出来ませんでした。
何故ならば、西は乾いた地で有り、水の属性を持つ彼女に取って致命的な乾いた風に支配された世界。この地では、彼女の能力を発動させる事が出来ませんから。
「本当に、そんな卦が出たって言うの?」
そう問い返す美月。其処からは、多少の希望の光のような物を感じる事が出来る。
それに、確かに、昨日からハクが示して来た能力から、天文から吉凶を占う術を持っていたとしても不思議では有りません。
しかし、
何故か、ハクは軽く小首を傾げたままで、春に相応しい表情を美月に向けるだけであった。
その表情を見た美月は、先ほど差し込んで来た希望の光が、行き成り翳り、更に、雨雲までが広がって来たように感じたのですが……。
ただ……。
ただ、世界は砂漠化が進んでいる割には、春の穏やかな陽が照らす長閑な春の日で有る事に変わりは有りませんでした。
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