機動戦士ガンダムSEED
0194話
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効率的に移動出来る。
そのままエレカで移動しながら戦闘ヘリコプター、長距離哨戒機を数機ずつ空間倉庫へと格納していく。
「おっ、いいもの発見」
俺の視界に入ってきたのは、ムウのスカイグラスパーに良く似た戦闘機だった。スピアヘッドという2人乗りのVTOL戦闘機だ。スカイグラスパーに良く似ているのは、このスピアヘッドをベースとして開発されたのがスカイグラスパーだからだろう。
もちろんスピアヘッドも2機程貰っておく。
そしてエレカをさらに移動させていくと、車両置き場へと辿り着いた。
対MSミサイルを搭載しているトラックや、リニアキャノンを装備した自走砲。連合軍の主力戦車リニアガン・タンク。それぞれを手当たり次第に空間倉庫へと回収していく。
そんなこんなでエレカを使い格納庫を移動していくと、次第に周囲が騒がしくなっている事に気が付いた。
「……俺か?」
いや、周囲の様子を見る限りでは俺の方を見ている軍人の姿は無い。各自が自分の事で精一杯な為にそれ所ではないのだろう。そして、少し離れた場所にはこの格納庫から発進する為の出口が見える。
そしてその出口近くにはシグーの姿があり、その手には突撃機銃が……拙いっ!
咄嗟にエレカを横倒しにしてバリケード代わりにする。同時にシグーから放たれた銃弾が周囲を手当たり次第に破壊していった。
盾代わりにしたエレカは、幸いシグーからの攻撃には当たらなかったようで俺には特に被害はないが、周囲の機体は粗方破壊されており、床に倒れている者も数多い。
「助かったな」
リニアガン・タンクですら破壊するザフト製の突撃機銃だ。もしエレカに命中していればその装甲はそれこそ紙程度の役にしか立たなかっただろう。
幸いシグーは追撃をする事なく、後方から追いついてきたディンを数機引き連れて基地の奥へと向かってくれた。
「アクセル!?」
その声を聞き逃さなかったのは運が良かったからか、あるいは俺の日頃の行いが良かったせいか……どう考えても前者だな。
声のした方を見ると、信じられないといった顔をしたムウと視線が合う。
「ムウか」
「お前、何でここに……いや、今はそれ所じゃないな。お前もこの機体に乗れ、とにかくアークエンジェルに向かうぞ!」
ムウがすぐ近くにあったスピアヘッドの方を指さし、そのままパイロット席へと乗り込んでいく。置いていかれるのは勘弁なので俺もムウの後に続いて後部座席へと乗り込んだ。
幸いスピアヘッドはスカイグラスパーとは違い2人乗りだ。特に苦労する事もなく後部座席へと乗り込む事に成功すると、ムウはすぐにキャノピーを降ろす。
だが、運が悪いと言うか何と言うか……出口のすぐ近くにジンが姿を現し、動き出そうとしているスピアヘッドへと突撃機銃の
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