第一幕その五
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
も。シモンに見つからぬよう二人で隠蔽しながらやってきた。こっそりと貴族を暗殺しその財産を懐に入れる事もやった。彼等にとって貴族とは憎むべき敵でしかないのでこれは悪事とは思っていなかったが。
そういったことから二人は一蓮托生の間柄であった。片方がいなくなればもう片方もいなくなる運命なのである。
「・・・・・・わかった」
ピエトロは納得した。納得せざるを得なかった。
「そう言うと思っていたよ」
パオロはそれを聞いてニヤリ、と笑った。
「その代わり分け前は弾んでくれよ」
ピエトロもそう言うと笑った。
「おお、勿論だとも」
二人は手を握り合うとその場を後にした。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ