第四話 勝と十六夜
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均衡≠ヘ」
誰に言うでもなく、気力の籠っていない小さな声で呟き、勝は意識が徐々に薄れていく。恐らく、先ほど馬鹿みたいな身体能力を行使したせいで、体力を根こそぎ奪われていったのだろう。
(体力の上限は増えても――それはギフトが解除されると同時に、元の体力に戻り、そっちの元の体力から、失った体力が精算される。まったく、このギフトは本当に後が怖いよ・・・・・・)
全身の何処にも力を入れる事が出来ない程に疲弊した身体。それを労うように、勝は静かに眠りについた。
今はゆっくりと――着実に、力を付けていく準備期間なのだ。全てはあの――白夜叉に勝つ為に。
後日の夕刻、彼が居ないと大騒ぎになりそれを十六夜が見つけたのはまた別の話である。
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