お兄様は行かせない! フラン対閃輝
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ンは
「ああ・・・あああ・・・・」
強い恐怖感を感じていた、凄まじい覇気で体中が震えて目からは涙が流れ落ちている。その間にも閃輝は一歩一歩フランに近づいていた。フランは動く事が出来ずに唯恐がっていた。そして閃輝はフランの目の前に迫っていた。
「覚悟はいいか・・・フラン」
「ああ・・・ああああああ・・・っっんぐ!!」
いつもの優しい声とは違って相手を威嚇し殺すような冷たい声、フランはその声で更に恐怖心が掻き立てられてしまい瞼を閉じた。これほど恐い閃輝は見た事が無い。寧ろ、これほど強く、圧倒的な絶望と恐怖感をフランは味わった事が無い。そして目を背けた。そうしなければ自分が壊れてしまうと思ったからだ。そして自分は完全に殺されると思った・・・そして・・・
ぽふっ
「・・・・・・・・・・・・え?」
頭の上に優しく何かが乗ったのを感じたフラン。目を開くと閃輝が自分の頭の上に手を置いて撫でていた
「なんてな、恐かったかフラン」
「ああ・・・あああ・・・・・・!!!うわぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!」
フランはそのまま閃輝に抱きついた。閃輝はボロボロな体を動かして左手を上げてフランの頭を撫でる。フランは必死に閃輝に抱きついて、絶対に離さない様に抱きつく。
「ごめんなさい!ごめんなさいいいいいいいいいいい!!!ッわだじ!わだじぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
「良いんだよフラン、お前は俺に傍に居て欲しくてこんな事したんだろ?だったら俺が傍に居てやるからもう気にするなよ。出来るだけずっと傍に居てやるから」
「でも・・・!あだじ!!おにいざまにいっぱい酷い事しちゃった!!全部解ってるのに!!おにいざまを独り占めしたくて!!わだじ・・・!!うわぁぁあああああああん!!!!!」
「俺の事なんて気にすんなよ、俺が誰だと思ってるんだ?お前のお兄様の霧雨 閃輝だぞ?」
閃輝はしゃがんでフランと視線が合うようにする。フランは大粒の涙を流しながら、閃輝を見る
「なあフラン。だったら今度は俺に良い事してくれよ、俺と遊んだり、手伝いしたり、俺を守ったりしてくれよ。そうすればお前はもっと良い子になれるさ」
「っっえぐ!!ひっぐっっ!!ホ、ホントに・・・?わたじ・・・お兄様に酷い事いっぱいしたのに良い子になれるの・・・?」
「ホントホント。俺が言うんだからホントさ、なっ?フラン」
閃輝はフランの肩に手を置いて出来る限るの明るい笑顔をしてあげた。フランをそれを見て、更に涙が溢れて来たが、自分も必死に笑顔を作って閃輝に笑いかけた
「うん・・・!フラン、絶対良い子になるから!!!」
「良し良し、それじゃ皆の所にいこっか」
「うん!!」
「
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