お兄様は行かせない! フラン対閃輝
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蝠のようになってフランの右腕に吸い付くようにくっ付き、元通りの右腕となった。お返しと言わんばかりにレーヴァティンが閃輝の顔面に向かって行く。閃輝は当たる寸前に頭を動かして、ギリギリでレーヴァティンは頬を掠めた。攻撃に勢いを付けすぎたのか、フランには隙が出来ていた。それを見逃す閃輝ではなかった。フリーの左腕でフランの腹部に殴りつけた
「ッ・・・!!」
フランは痛みに顔を歪ませながら後退しようとするが、目の前に閃輝が迫っていた
「ハ、ハヤイッ!!!」
「遅いッ!!!」
体を縦に思いっきり回転させる閃輝、そしてそのままの勢いで冥神剣でフランに斬りかかる。フランはそれをレーヴァティンで防御する。がそれで防ぎきれる訳も無く、フランはそのまま押し込まれるように閃輝と共に落ちていき、フランは庭に咲いていた花などを薙ぎ倒しながら倒れた。
「クゥウ・・・ッ」
落下の衝撃から立ちなれず、倒れたままのフランに空中から冥神剣を両手持ちして落ちてくる閃輝が迫る。目にも留まらぬ速度で振り下ろされた剣を、フランはボロボロのレーヴァティンで受けた。
「貴方・・・!!」
「フラン・・・」
「フラン・・・なんて・・・」
「お兄様・・・」
それを見守る咲夜、レミリア、パチュリー、ラウラ。凄まじい戦いで自分達が入り込む隙がまるで無い。ただ見守る事しか出来ない
「ウワァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」
フランの咆哮と共に閃輝は一気にフランと距離を取り、冥神剣を構える。フランはボロボロとなったレーヴァティンを消した
「フフフッ・・やっぱり強いねお兄様・・・。これはやりたくなったけどこれしかないね」
フランは手を出すとそこにあるものが出現した。それを見た一同は凍りついた。フランの手の上に浮いているのは目玉だった。
「そいつは・・・俺の目か」
「そうだよお兄様。これにね、力を通してね。キュッとするとぜ〜んぶドカ〜ンってなるんだよ?大丈夫だよ一瞬で終わるから。何も怖くないよ?」
フランの能力『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』
全ての物質には『目』という最も緊張している部分があり、そこを攻撃することで対象を破壊する事が出来るらしい。実際に閃輝も冥神剣を要してその部位を突き刺す事で妖怪退治をしている。しかしフランはその『目』を自分の手の中に移動させる事がで出来、手を握り締めて自身の妖力を通して『目』を壊せば無条件で対象を破壊出来る。
今フランの手の上に在るのは閃輝の目という事になる
「閃輝!!逃げなさい!!!貴方の速度ならあれから逃げ切れる筈よ!!!早く!!!」
レミリアは自分の大切な友人が死に瀕してるのを見て、顔を真っ青にして叫ぶ。しかも友人を殺
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