やはり春夏秋人はぼっちである。
[1/5]
[1]次 最後 [2]次話
『高校生活を振り返って』
2年F組 春夏秋人
突然だが俺、春夏 秋人はこの学校において本来ならばリア充であるはずの男である。しかし入学式の日の朝、近所に住むぼっち仲間である比企谷八幡と共にこれから始まるリア充生活について熱く語り合いながら登校していた途中交通事故に巻き込まれ入学式早々2人仲良く病院送りになり、
三週間後に退院し登校した頃にはすでに友達同士のグループが形成されており、そのグループ形成に乗り遅れた俺は勇気を振り絞り複数ある友達グループの内の一つに加入しようと話掛けるも上手く溶け込めず
しかもそのグループのリーダー的存在である爽やかイケメンでいかにもリア充ですというオーラを周囲に撒き散らす葉山隼人に
「えっと………春夏秋冬君だっけ?」
と名前を間違われる。
クソッ確かに俺の名前は季節感溢れる名前だがな俺の名前は春夏秋冬ではない春夏秋人だ?
あの爽やかイケメン葉山(笑)め中2の夏、初恋相手の水嶋さんに人生始めての告白をした時に水嶋さんに言われた一言と全く同じ事を言いやがって?クッだめだあの日封印した黒歴史がァァァァァァァァァァ?
…‥…オホン、とりあえず高校生活を振り返って思ったことは俺からリア充生活を奪ったリア充共は全員爆死しろ?という事である。
放課後誰かと会話するというイベントも無くいつも道理家に帰ってモン○ンでもやるかなと考えていたら突然、俺のぼっち仲間である比企谷 八幡の首根っこを掴んだ国語教師の平塚静が現れ比企谷と共に生活指導室に連行、そこでこの間の国語の授業で出された課題である《高校生活を振り返って》という俺と比企谷の作文を音読するとため息を吐きながら平塚先生が話掛けてくる。
「フゥ……比企谷、春夏」
「何でしょうか平塚先生?」
『何ですか?平塚先生』
「この間の授業で私が君達に出した課題はなんだったかな?」
「…はぁ 《高校生活を振り返って》の作文ですが?そうだよな春夏?」
青筋を浮かべながら尋ねる平塚先生に比企谷は怪訝そうな顔をしながら答え、俺に確認をとってくる
『確かそのはずだが』
「では何故君達は犯行声明を書き上げているんだ?バカなのか?それともバカなのか?」
「先生、バカって2回言ってます。」
「黙れ比企谷?何だ君のこの作文はッ?」
平塚先生は比企谷のツッコミを相手にせず怒鳴りながら机に比企谷の作文を叩きつける
『うわぁ…これはヒドイ』
「なッ?お前には言われたくない?よく読んで見ろ、ちゃんと高校生活を振り
[1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ