やはり春夏秋人はぼっちである。
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クッ、小首を傾げながら上目遣いで脅迫する平塚先生に不覚にも萌えてしまった。
比企谷は平塚先生の余りの豹変にドン引きしているが
…静、恐ろしい娘?
『先生?俺と結婚しましょうッ?』
「なっ///何を言い出すんだ君は?教師と生徒で結婚だなんて、それは困る///…嫌、君の事が嫌いというわけではないんだぞ。しかし結婚は君が卒業してからじゃなき……オホンッ?」
「…先生本音がだだ漏れですよ」
「とっとにかく///作文は書き直せ?いいな?」
比企谷の指摘に顔を真っ赤にしながら冷静さを取り戻したのか反論を許さないような口調でピシャリと言い放った。
あれ?おかしいな先生がとてつもなく可愛く見えるぞッ?
俺が心の中で、俺って実は年上好きなんじゃ、とか考えていると平塚先生はこれ以上この話題で話したくないのか急に真剣な顔になると
「所で君達のような人間に友達はいるのか?」
『「グッ?」』
と、俺と比企谷のようなぼっちに絶対に言ってはならない禁句を堂々と言い放った。
なっ何なのこの人?俺が超気にしている事をッ?
「いません」
『とっとととも友達ぐらいいますよ』
比企谷は友達が1人も居ない事を素直に認めるが俺は認める訳にはいかない?
てか比企谷お前即答って、悲しすぎるだろうが。
「……すまない君達、……辛い事を聞いたな」
「いえ、ちっとも気にしてないんで」
『ちょっ?「君達」って何故に複数形?俺、友達居るって言ってるんですけど?』
「嫌、少しは気にしたまえ」
『無視ッ?』
「うるさいぞ春夏、君や比企谷のように腐った魚の目のような濁りに濁った目をした人間に友達なんか出来るわけがないだろう」
『ヒドイッ?』
平塚先生はそう言うと胸元から愛用の煙草セブ○スターを取り出すと、そこらのおっさんと同じ様に煙草の葉を詰める仕草をし100均ライターで火をつける。
……おっぱいデカイな…ゴクリッ
俺と比企谷が不覚にも平塚先生のおっぱいに釘付けになっていると平塚先生は申し訳なさそうな顔で聞いてくる。
「ちなみにだが、彼女とかいるのか?」
なん……だと?
ふと中学時代の甘酸っぱい記憶が蘇る
放課後で生徒がほとんど帰宅し人の少なくなった夕暮れの教室、黒板の辺りで王様ゲームをしてる男女、窓際の最後尾の席に座る俺。
さて帰るかな、と欠伸をしていると王様ゲームのくじ引きが終わったであろう賑やかな声が人の少なくなった教室に響く。
「「「「「王様だーれだ?」」」」」
「よっしゃ〜俺が王様〜」
「えーマジでー」
そのグループのカースト最上位に君臨しているであろういかにも不良っぽい男子が王様になり命令を
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