暁 〜小説投稿サイト〜
地球に迷い込んで
彼の手はとても白かった

[2]次話

彼は気がつかれないようにしていたのだろう
無意識のうちに
あたかも呼吸をしているように
私は彼を見ていてさとった
彼を救うことは無理だと
彼は生と死の境界線を行き来していた




彼は私と同い年のクラスメイト。
漆黒のような黒髪に切れ長の目を持つ
優しい静かな男の子
そして大人びた不思議な笑い方をする子だ
私だんだん隠された彼の闇を知るようになる














[2]次話


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