第四章 空白期編
第八十八話 『揺れ動く心、動き出す子鴉』
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いたよ。すずかちゃんが前より強気になったって」
「美由希姉さん、できればその話はもう勘弁してください…」
「えー? なんで? シホちゃんも気にしているんでしょ?」
「そ、それはですね…!」
「「ドキドキ…」」
なにかなのはとその主従のオリヴィエ陛下が期待の眼差しでこちらを見てきている!?
やめて! 恥ずかしいから! 私のライフはもう0よ…ッ!
「奏者よ。余は愛人でもいっこうに構わないからな?」
「おー! ネロさん、大人だね〜」
「…いや、そうだな。むしろ奏者は余の嫁だ。異論は認めないぞ!」
「すごい! 言い切った!」
なにかネロがぶっちゃけている!?
やばい。ここの空間がなにか異様な空気に変わってきた。
唯一の正常なアルトリアは、
「…シホ、その、私もネロの意見には賛成ですよ?」
アルトリアもすでに正常じゃなかった!?
いけない。私だけじゃこのカオス空間を払拭できない!
恭也兄さんもすでに逃げの準備をしているし…!
私に味方がいないこの状況、どうしてくれようか!?
でも結局解決することはできず私はひたすら俯いて時が経つのを待つだけしかできなかった…。
◆◇―――――――――◇◆
…翌日、シホは少し疲れた表情をしていた。
でも学校は毎日やってくるので休むわけにはいかない。
だからシホは気怠い気持ちを鍛え直して学校へと向かった。
でも学校ですずかと朝から出会うと、
「あ、っと…すずか、おはよう…」
「おはよう。シホちゃん!」
すずかは眩しい笑顔をシホに向けた。
それでシホは顔が赤くなるのを抑えることができない。
それにもうすずかとシホの関係はすでにクラス中に知れ渡っているのであちこちから「ヒューヒュー!」やら「きゃー!」という冷やかしが飛んでくる。
それでさらにシホは顔を赤くする。
「はいはーい! 冷やかすのも大概にしないとシホが発熱して倒れかねないからみんな静かにねー?」
『はーい!』
アリサの指示で全員は一応の落ち着きを見せた。
だがそれは一時凌ぎでしかない。
やっぱり噂が立っているのか色々とヒソヒソ話が聞こえてくるのは仕方がないこと。
「シホちゃんも大変だね」
「そうだね。なのは…」
なのはとフェイトは他人事のように話しているが近い将来この二人も同じ扱いを受けるようになるとは誰が予想できただろうか…?
ランサー、本当に不憫でならない。
アリシアは心の中でそう思っていた。
「それで、シホちゃんは結局すずかちゃんと仲を深めていくということでオッケイなん…? 昨日、私に相談してくれたやん?」
「はやて! それは内緒で…!」
「へー? シホちゃん、はやてちゃんとどんなお話をしたの? 聞かせてほしいな」
「す、すずか
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