第14話
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はフェニックスすらも殺せるだけの威力だった。それに曝されて、初めて死の恐怖を味わってしまえば錯乱してもおかしくはない。
「一応、治療の案といたしましては記憶を操作してゲームの内容自体を忘れさせるという段階から、ある程度の記憶を操作しつつトラウマを克服してもらうなどの提案が出来ますが」
「メリット・デメリットはどのような物かね?」
「そうですね、ゲームの内容自体を忘れさせた場合、ライザー様本人が納得しないでしょう。最後の部分だけを忘れさせると言うのも無理です。圧倒的有利な状況から一転して負けまで直行してしまっていますから。ある程度の記憶を操作しつつトラウマを克服してもらう場合、時間がかかりますし、克服出来ない事もあります。こればかりはライザー様ご本人が努力をなされるしか」
「ふむ、ではそれらの折衷案を頼んでも良いかね。一定期間内にライザーが立ち直らなければ記憶を完全に消去する方向で頼みたい」
「さすがに私も顧客や日常の生活がありますので三日に一度程度の訪問になりますがよろしいですか?」
「うむ、それで構わない」
「では今日から数日を掛けて錯乱しない程度にライザー様の記憶を調整します。準備の方があるので後ほどまた伺いに参ります」
「分かった。こちらでも君の部屋の準備をさせておく。よろしく頼むよ」
「分かりました」
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