第4話 機動6課に入ろう。
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はも見過ごすわけにはいかなかったのか、「えーと、理由を聞いてもいいかな?」と、尋ねる。
「そんなもんライトニング分隊の方が隊長と副隊長のレベルが高いからに決まってるじゃないですか!!隊長はパツキン巨乳で、副隊長も巨乳ときた!!それに比べてスターズは…副隊長が…不憫で…、しかも隊長も魔王だし…」
嘘泣きまでし始めるレイ。
しかし、レイは気付いていない。後ろに並んでいる新人四人が、どこからか漂ってくる凄まじい怒気…いや、殺気に顔を青くしている事を。
「それ…どういうことかな…」
「てめえ…死にたいようだな…」
スターズの隊長、副隊長は何かの力が働いているのか、前髪で目が完全に隠れ、見ようと思っても影で一切見えない。
これから起こる惨劇を想像し、レイの事を「バカだな」と思いながら、リクはフェイトの元へと向かう。何を隠そうリクもフェイトの下が良いと思っていたからだ。
(空気の読めない馬鹿が予想通りに動いてくれて良かった)
少しだけ腹黒い事を考える。
そして、フェイトの近くに行き、軽く頭を下げる。
「フェイト隊長、これからよろしくお願いします」
「え?あ…うん。よろしくねリク」
リクの言葉の意味を、執務官故か…どうかは分からない勘の良さで読み取ったフェイトは、一瞬戸惑うが、脳内でリクかレイかで考え、一瞬でリクの方が万倍マシだという結論を叩きだしたフェイトは微笑みながらそう返す。
しかし、リクに対しても、噂になっている不祥事の件もあるので、すぐに信頼は置けない。が、フェイト自身は少しずつ感じ取っていた。リクは悪い人ではないということを。
「え、ちょ、ま…ぎゃーーーー!!!」
少し離れた所から聞こえるレイの絶叫を聞きながら、フェイトは再度、「何としてもリクをこの隊に入れよう」と固く誓うのだった。
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