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管理局の問題児
第4話 機動6課に入ろう。
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 と、リクは至って普通な、レイは相変わらず軽薄な、アキに至っては名前しか言っていない、そんな自己紹介をした。
 自己紹介も終わったので、食事が始まった。
 本来なら全員が一緒に食事を取る事など有り得ないのだが、常日頃六課の人達が文字通り粉骨砕身しながら働いたので、このような時間が取れた。
 そう聞かされたリクは、俺達のような問題児の為集められるなんてなんて申し訳ない事を、と、一人内心で呟く。基本的に世間一般…というか管理局内では問題児扱いされているが、リクと同じ部隊員になった者は概ね彼に好印象を抱いている。

「あの…僕エリオ=モンディアルって言います。フォワード陣で男は僕だけだったので、リクさんとレイさんが入ってくれて嬉しいです」

 三人は現在、六課フォワード陣と一緒に食事を取っていた。
 これから最も接する機会が多いからというのが理由である。

「ああ、よろしくなエリオ」

 リクは軽く笑いながらそう返す。レイも親しげに「おう、チビッ子よろしく」という。アキはどこか獲物を見つけたような眼で見ているが。
 レイの「チビッ子」という言葉に、エリオは「ち、チビッ子…」と、少しだけ落ち込んでいた。

「えっと、キャロ=ル=ルシエです。よ、よろしくお願いします」

 ピンク色の髪の少女も、エリオに自己紹介に乗っかり、そう言った。

「ああ、よろしく」

「よろしくなロリっ子」

「ろ、ロリ…?」

 レイの言葉の意味が分からないのか、キャロははてなを浮かべる。

「ちょ、ちょっとキャロに変な言葉教えないで」

 キャロの保護者的な立場にいるフェイトは、少しだけ怒ったような表情をしながらレイに注意を促す。
 それを「へーい」と適当な返事で返し、真面目なフェイトは少しムッとするが、これ以上場の空気を悪くしたくないのかそのまま食事を再開した。
 その後、元気一杯のスバル、そして、三人の入隊が納得出来ないのか、少々冷たい態度のティアナの自己紹介をし合った。







 またまた場所は変わり、六課のフォワード陣は訓練場に来ていた。

「さて、早速訓練といきたいんだけど、その前に新しく入った三人をどこの隊に入れるか考えないとね」

 機動六課のフォワードは二つの隊に別けられている。
 高町なのはが隊長、ヴィータが副隊長を努めるスターズ分隊。フェイト=T=ハラオウンが隊長を務め、シグナムが副隊長を努めるライトニング分隊である。

(正直どの隊に入っても大して変りないしな…)

 リクは内心でそう呟く。
 だからなのはに任せる。そう言おうとした時、一人の女好きが口を開いた。

「ライトニング分隊がいいです!!」

 完全に下心があると思わせる態度に、流石のなの
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