暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはGK《ガイキング》 〜炎の魔竜伝説〜
第6話 決意(前編)-それはある日の夕暮れに・・なの!-
[6/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
話し出す紫のロングヘアの少女。
その二人の言葉に

「うん!石蕗 太陽くんだよ!」

笑顔でそう答えるなのは。
それを聞いた金髪の少女は少し不機嫌そうな顔で太陽を見る。

「・・・ふーん・・あんたがねー・・」

「え・・と・・・はじめまして」

初対面なのにあまり歓迎されてない様子に少々怯みながらも挨拶する太陽。
そして、それを見て首を傾げるなのはと何か思い当たるのかクスクスと小さく笑う紫髪の少女。

「・・・・なによ、すずか」

「ふふ・・別に?」

「・・・・まあいいわ・・えっと、太陽って言ったわね。私はアリサ=バニングス。なのはの友達よ」

そう言って胸を張るように自己紹介する金髪の少女・・・アリサ。
それに続くように、

「こんにちは、太陽君。私の名前は月村 すずかって言います。よろしく」

そう言ってペコリとお辞儀する紫髪の少女・・・すずか。

「あ・・よろしく!」

礼儀正しいすずかの態度に慌ててお辞儀する太陽。
そして、

<は〜い!私はアルちゃんって言うんでよろしくお願いしまーす!>

「「・・・・・・」」

軽い感じで名乗るアルとそれを見詰めるアリサ達。

<・・?・・なんです?>

「・・・話には聞いてたけど・・コッチも喋るのね・・」

「うん・・・なのはちゃんのとは少し感じが違うみたいだけど」

そう言って2人はなのはの首に掛けられているレイジングハートを見る。
ここまでペラペラと喋る機械など珍しいのだから驚くのは当然である。

「・・・ねえ、アルって言ったっけ?・・あんたは何ができるの?」

そう聞いてきたアリサにアルは、

<あっはっは・・・お嬢さん。女は秘密が多い方が魅力的なんですよ?>

「は?」

<つまり、秘密の多い私は『いい女』という事です>

「「「「?」」」」

アルの回答の意図がつかめず首を傾げるなのは達・・・そこに、

<欠陥品の戯言です。気にする必要ありません、アリサ様>

と、レイジングハートが告げる。

<・・・どういう意味ですかね〜・・赤玉(レイジングハート)さん?>

明らかに先程より低い口調で問い返すアル。

<どういうもなにもそのままですよ・・素直に『故障している』と言えばいいのにわざわざ意味不明な表現で誤魔化すことを『戯言』と言われても仕方ないでしょう?・・・(アル)

そう言って冷淡に返すレイジングハート。
アリサ達も2機の雰囲気を察したのか黙り込んで息を飲んでいる。

<・・・・ここじゃなんですから、ちょっと電脳空間(おもて)に出ましょうか?>

<・・・・そうですね、マスター・・「え!?・・はい!」・・少し外しますがよろしいでしょう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ