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魔法少女リリカルなのはGK《ガイキング》 〜炎の魔竜伝説〜
第6話 決意(前編)-それはある日の夕暮れに・・なの!-
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いしたいんですよー>

「・・・わかった、なのはちゃん達に説明しとく」

<よろしくー。さあ、長くなったんでさっさと掃除終わらせちゃいましょう!>

「おう!」

返事と共に元気に掃除を再会する太陽。
それを見ながら

<(フ〜・・・何とか誤魔化せましたねー・・思いつきでやってたんで許可取り忘れてたんですよねー・・・ついでに説得(めんどうごと)もやってもらえるんですからがんばりますかー)・・・アルちゃん・・・ファイト!!>

いつの間にか責任問題を棚上げしさらりと純朴な少年を手玉に取ったアルは気持ちを新たに作業を開始した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そうして時間が少し経ちウェイターをしていた太陽は桃子に呼ばれた。

「太陽君、悪いんだけどちょっとお使い頼めるかしら?」

「はい、いいですよ。・・で、何をすれば?」

太陽の返事を聞いた桃子はカウンターに置いてあった大きめの水筒が幾つか入った箱を指差す。

「これは?」

「特製キャラメルミルクよ♪・・・今日は少し気温が低いそうだから士朗さんの所に差し入れにね」

「じゃあコレを士朗さん達の所へ届ければいいんですね」

「うん、場所分かる?・・それに少し重いけど大丈夫?」

「あ、大丈夫ですよ、アルがナビできるし・・荷物もこの位なら」

そう言って箱を運ぼうとする太陽。
それをカウンター席で見ていた年配の常連客は

「イヤ、桃子ちゃん無理だろそれは・・なんだったら帰り道だから俺が車で・・」

とそこまで言って

「よっと」

「へ?」

ひょいと軽い感じで持つとそのまま軽い足取りで出て行こうとしたところで、

「あ!太陽君!それ持って行ったら今日はあがりでいいわよ。お昼から士朗さんの所のチームがお店貸切で使うから・・・なんならなのはのお友達に挨拶しておけば?・・・たぶん必要になると思うし・・」

「?・・分かりました!・・じゃあ行ってきまーす!」

「はい、いってらしゃい!・・気をつけてねー」

太陽は桃子の最後の台詞に首を傾げながらとりあえず返事し走って店を出た。
それを目を丸くしてみている常連客。
それもそのはず、太陽が走って持っていった箱には2リットルペットボトルくらいの大きさの水筒・・計10本。
しかもそれを少し離れた運動グラウンドまで運ぶのは大人でも辛い筈だがそれを9歳位の子供が軽々と持ち、しかも結構な速度で走っていけばさすがに驚きもする。

「・・・・・・桃子ちゃん・・・あの子何者?」

「うちの看板ウェイターですよ♪」

そう笑って桃子は答えた。




ちなみに、


- たぶん必要になると思うし -


桃子のこの言葉
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