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魔法少女リリカルなのはGK《ガイキング》 〜炎の魔竜伝説〜
第6話 決意(前編)-それはある日の夕暮れに・・なの!-
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なことが起こせるのは・・・・





<ジュエルシードが発動しています!>




こうして、平穏は唐突に終わりを告げた・・・・・。



















____________________________



街に起きた非常事態を驚くでもなく悲しむでもなく愉快そうに眺める人物がいた。


「イヤー、これはなかなか派手ですネー!!イィィィッツ・ファンタスティィィィーック!!」

それは、小さく丸いボールのついたドタ靴を履き、赤い模様のついた黒の衣装で身を包み、奇妙な形の帽

子をかぶり、笑顔と化粧を貼り付けた仮面を被った・・・・



    道化師(ピエロ)


ただこのピエロ、サーカスなどのソレとは違う決定的なものがあった・・・


「ですが足りない・・足りない・・・足リナァァァァァイ!!!・・そう!・・」


それは・・・



「『悲劇』が足りない!!!」



    


      




      『狂気』








「ええ、ええ・・・ええ・ええ・ええ・ええ・・・足りないのなら足しましょう・・・私が満たしてみせ

ましょう!!・・・・・・そう!」


そういった道化師はある一点を見つめる。
彼の立つ場所は地上200m上空。
空の高みから見つめる先にあるのは一つの光・・・・・


淡い桜色の光を放つ小さな少女・・・・『高町 なのは』


道化は嗤う・・・・ケタケタと・・・ケタケタと・・・・
そして人差し指を掲げ、


「では、イィィィィィツ・ショウタァァァァァァイム!!!」


指を振り下ろす。
その指先にあるのは

黒く

深く

昏い・・・昏い・・・・










     『黒い炎』











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