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魔法少女リリカルなのはGK《ガイキング》 〜炎の魔竜伝説〜
第6話 決意(前編)-それはある日の夕暮れに・・なの!-
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バイスは『魔力』で起動しますけどマスターの場合その『魔力』に『赤い炎(ふじゅんぶつ)』が有るから上手くいかないんですが・・・出力は混ざってる方が高いんですよねー〉

「そうなのか?」

<はい、それに最初作ろうとしたシステムだとフィルターを通して魔力だけを濾し取る方法ですからどうしてもロスが出ます・・だったらいっそそのまま利用した方がより強力な戦力になると思ってそうしました(・・・・・)。>

そこまで聞いて太陽は違和感を感じ、

「・・・なあ、それって今後(・・)の予定だよな?」

<は?>

「いや、だから・・・まだ始めてないんだよな?・・それ・・」

イヤな予感を感じながら再度問うと、

<はっはっは!変な事聞きますねーマスター・・>

それを聞いて太陽は

<できると思いついた2日前から始めてるに決まってるじゃないですかー( ´ ▽ ` )ノ>

「・・・・だろうな〜・・」

大きく溜息をついた。

「普通そういうのって始める前に一言あるもんじゃないのか?・・・もしくは、一応でも普通に使えるようにしてから改良するとか・・」

<え〜・・だって目の前により高いクオリティーがあるのに妥協するなんて真っ平御免ですよー!・・・それに、結果としてマスターの+になるんですし・・むしろ褒めるべきです!ほら!称えていいですよー?>

謝るどころかふんぞり返りだしたアルを太陽は半目で見つめて

「本音は?」

<あのナマイキなレイジングハート(玉っころ)に私の真の実力拝ませてやる為です!!あの赤玉ことある毎に私の機能不全をチクチク(あげつら)いやがって〜・・ここで私の有能性をこれでもかと提示して見返したいんですよ!!・・・・あ、あとついでにマスターの為にも>

9割は私怨だった。
どうもこの2機のデバイスは、主達とは違い衝突することが多い。
3日前にもちょっとした口論から決闘騒ぎになりシュミレーションで勝負したのだが結果はアルの惨敗・・レイジングハートの余裕を持っての勝利に本気で落ち込んでいたのだがどうやらただでは起きなかったらしい。

「・・はぁ〜・・で?・・さっき言ってた『俺向き』の力ってのは何なんだ?」

おそらくこれ以上の問答は無駄だと悟り現場把握を始める。

<あ、簡単に言うと魔竜の運用と同じなんですよー>

「・・・悪い、簡単過ぎて分かりづらい」

<えーと、マスター魔竜を動かすのに必要なものが何なのかは知ってますよね?>

「俺たちの世界のか?」

<はい>

「『赤い炎』と燃料になる『ハイドリュート』だろ?」

アルの問いかけにそう答える太陽。


-ハイドリュート-
太陽の世界において大空魔竜やガイキングのエネルギー源とな
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