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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第3章:武器屋トルネコと幼女騎士リューラ
第10話:念願成就
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(エンドール)
アローペクスSIDE

やっぱりリューラは凄いぜ!
小柄な身体ながら身体能力の高さが尋常じゃない。
“女神像の洞窟”には、『吸血コウモリ』や『ポイズンリザード』・『エレフローバー』など、強力な敵が数多く襲ってきたのに、素早い剣舞で“あっ”と言う間に倒してしまう。

オイラもボンモールで購入した『クロスボウ』を使い、後方から援護を行ってはいるのだが…
あまり役には立ってなさそうだった。
でも戦闘が終わると『アロー…手伝ってくれて…ありがとう…』ってリューラが言ってくれるのが最高に幸せだ!

そしてオイラ達は、目的の『銀の女神像』を入手する。
大部分をリューラのお陰で乗り切ったダンジョン攻略だったが、トルネコは目的物を手に入れ大満足だ…
まぁオイラも、リューラの戦闘を眺める事が出来て満足してるけどね…スカートが短いから、チラチラ見えて嬉しかったけどね。

んで、大急ぎで町まで舞い戻り、『銀の女神像』を欲しがってるコレクターの家にやって来た。
トルネコがコレクターの人に、勿体ぶって話しかけ物欲を大いに刺激しきった所で、懐から『銀の女神像』を取りだし見せつける。

これが商人のやり方なのだろうけど…
オイラとしては尊敬出来ない人種だな。
チラッとリューラの表情を見たが、彼女も顔を顰めている。

「う〜ん…正真正銘『銀の女神像』だな」
「勿論ですとも! 私自らが洞窟へ赴き入手してきた代物です…偽物などはお見せ致しません! ………どうです、お幾らで買い取って頂けますか?」

「う〜む…今はそれ以上に手に入れたい品があってな…そちらが交渉中なので、『銀の女神像』には30000ゴールドしか出せんのだ…それ以上の高値だったら、今回は諦めるよ…どうする?」
「さ、30000ですか……!?」

おっと…どうするトルネコ。
あの店を買うには5000ゴールドばかり足りないぜ(笑)
でも『これ以上の高値だったら諦める』って言ってるし、値をつり上げたら交渉自体ダメになっちゃうぜ!

「じゃぁ…その金額で…良い…です」
トルネコが手に持った『銀の女神像』を睨み考えていると、突如リューラが口を挟み交渉を纏めてしまった。

「え!? …あ、あの「今すぐ…30000ゴールドを…ください。…女神像は…お金と引き替えに…渡しますから…」
トルネコの台詞を遮って、ドンドン話を進めるリューラ。
いい加減、飽きてきてたのかな?



「ちょっと、どういう事ですかリューラさん!?」
金と女神像を交換し、さっさとコレクターの家を出たリューラの後を追い、トルネコが必至に文句を言ってきた。

「はい…お金……金庫に…仕舞っておいて!」
しかしリューラは、何時もの無表情で金をトルネコに押し付けると、今度は近くの
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