コラボ〜双大剣士・?I'm Bloody Black Rabbit?・氷の剣士〜
双大剣士との邂逅
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聞こえてきた。
「ねぇリクヤ。こんなところに入ってどうしたの?」
「いや、さっきな、エギルのところに居たんだけど途中客が来たんだけど少しおかしなことを言ってたんだ。俺のこと知ってるかって」
「なに、その記憶喪失みたいな言い方?」
「だからなんか俺に出来ることがあればそいつのためにやってやりたいなって思ったんだよ」
「ふーん。リクヤらしいわね」
会話声がすぐそこまで迫っている。ゲツガはそのほうから視線を逸らす。そして数秒後空き地に入ってきた。
「あ、リクヤあの人じゃないの?」
「ん、あ、ホントだ。おーい、すいません!」
そう言われてゲツガは反応する。すると二人はゲツガに近づいてくる。一人は緑色のパーカーを来た青年。装備はしっかりとしていて両手剣が背中にある。先ほどの会話からリクヤと言うことがわかった。もう一人はノースリーブの服を着てどことなくアスナに似た女性だった。しかしなぜか片手を後ろに隠している。
「何かようか?」
「いや、さっきエギルのところにいたときの言葉が気になったからさ」
「そうか、いや人違いだっただけだよ、似てたから」
「そうなのか?じゃあ、もう一つ質問いいか?」
そう言うとどこか雰囲気が今までとは違うような感じになった。
「なんでお前にはカーソルが表示されないんだ?」
その言葉を聞くと同時にゲツガはぽかんと口を開ける。その表情に呆気を取られたのか二人もぽかんとする。
「え、俺のカーソル表示が出ない?」
「あ、うん。なんかエギルのとこでは気付かなかったけど、今見るとカーソルが現れないし、索敵にも反応がないからさあ」
ゲツガはその言葉に違和感を覚える。こちら側にはちゃんと二人のカーソルが出ているのにあちら側には出ていない。どういう矛盾だと考えるが一向に何も出てこない。しばらく無言が続いたが痺れを切らしたのか女性がゲツガに言った。
「答えてもらっていいかしら?貴方はGMなの?それともバグに犯されたプレイヤーなの?」
いきなりの問いに少し驚くがリクヤも警戒しながらも頷く。ゲツガはどう答えるか考えてから短く言った。
「違う。まあ少しあってるがな」
そう言うと女性はさらに質問してくる。
「あってるって言ったわね?じゃあ、前者と後者のどっち?」
「後者だ」
「ユカ、そこまで敵意をむき出さなくてもいいんじゃないか?こいつ、口数は少ないけど今のところは大丈夫そうだし。それにそれ以上はマナー違反じゃん」
「……ごめん、少し言い過ぎたわ」
「いや、別にいい。だけど、何で俺に構うんだ?」
「なんか、俺は人をほっとけないタイプの人間って言うかさ。それに、お前、さっきの質問でバグかなんか
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