バトルファイター
プロローグ
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。お前のその根性を叩きのめしてやる」
お義父さんは急いでご飯を食べながら言う。
「はっ、いいぜ。父さんより今じゃ俺のほうが強いんだからな」
純も好戦的に言う。
「ふたりとも口の中に者を含みながら喋らない。行儀が悪い」
優がそう言うと二人は黙々とご飯を食べ始める。しばらくして奈美はご飯を食べ終えると素早く食器を片付ける。
「じゃあ優さん、行ってきます!」
「ああ、行ってらっしゃい。気をつけてな」
奈美を送り出す優は少し殺気のような視線を感じた。その視線の先はやはり純であった。
「お前、何でそんなに奈美と仲良くなってるんだ」
「お前は少し考えたほうがいいぞ、純。しつこいし、シスコン過ぎる」
「うるせえ、テメェもそういうか。帰ったらお前も道場に来い。俺がしめてやる」
「武術は暴力のために使うもんじゃねえだろ。まあ、いいだろ。少しは俺もお前の根性を叩き直したかったからな」
「そうか、じゃあ、優君。こいつを叩き直してくれくれよ」
お義父さんは優にそう頼む。そして町内のご老人が来たのか少し騒がしくなっていた。二人は食器を片付けて道場に行ってしまった。
「じゃあ、俺もそろそろ行くか。帰ってきたら必ず来いよ。じゃあ行ってきます」
そう言って純も学校に行った。皿を洗う優にお袋は話しかけてくる。
「優、こっちに帰ってきて楽しい?」
「ああ、楽しいよ。意外にこっちも刺激があるし」
そう言うとお袋はふふと笑った。
「変わったわね、優も。まあ、あなたはだいぶ逞しくなったから仕方ないか」
そう言って食器を優の隣においてから言った。
「じゃあ、私、また眠るからおやすみ」
「おやすみ」
お袋は今から出て行った。優は皿を素早く片付けるとエプロンを畳んで椅子にかけてから部屋に向かう。先ほど言われたBFOを買いに行くためだ。
「まあ、少しは貢献したいしな。まあ、頑張って優勝を狙うか。だけどその前に純も叩きのめさないとな」
優はため息を吐いた。だが、そんなことをしている暇わない。まずはBFOを買いに行くことにした。
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