バトルファイター
プロローグ
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。それとあまりこちら側にも迷惑をかけたくないんで」
「そうか、私たちはそう思っていないんだがな。まあ、君はいろいろとやりたいことをやらせてあげようってこっちも思っているから」
「ありがとうございます」
「いやいや、優君はあっちじゃろくに友達と遊んだりしてなかったと聞いたからね。高校生活ぐらいは自分で決めさせようってきみのお母さんと決めたんだよ」
お義父さんとお祖父さんはにこりと笑った。と、途中、何か思い出したように言った。
「あ、そういえば君に頼みたいことがあるんだ」
「なんですか?」
「今は、ほとんどのVRMMOが止められているが唯一安全と言ってちゃんと稼動しているVRMMO。BFO、バトルファイトオンラインで家の型を取り入れて欲しいんだけど」
そういわれた優はすこし耳を疑った。現在、ほとんどのVRMMOは稼動が中止されて今やもう出来ないかもしれないという状況だ。しかし、そんな中でまだ稼動しているものもあったのかと思う。
「いいですけど、どうやればいいんですか?」
「今度、BFOで大会があるんだよ。それに優勝したら自分の好きな型を入れられるって言うものがあるからそれで入れて欲しいんだ」
それぐらいなら別にいいだろうと思い優は了承した。
「わかりました。頑張ってみます」
そういい終えると同時にお袋と美奈、純が居間に入ってきた。
「義母さん!美奈は何で俺の気持ちを受け取ってくれないんだ!」
「純くん、いい加減そういうの止めてあげたら?美奈ももうそんな小さい子供じゃないんだから、そこまでしたら本当に嫌われちゃうよ」
「そうだよ!お兄ちゃんはシスコン過ぎるんだよ!」
お袋の後ろに隠れた美奈はさすがに今の兄は怖いのか震えていた。
「何を言う、美奈!シスコンは個性だろ!だから、俺の気持ちを受け取ってくれ!」
「コラ、純!何度言えばわかるんだ!私たちはそんな子に育てた覚えはないぞ!」
これにはさすがにお義父さんは激怒した。
「うるさい!俺は美奈に幼稚園の頃に結婚するって言われてからそれをずっと信じてるんだ!」
「お前、それはさすがにまずいだろ!」
お義祖父さんも参戦する。こんなの毎日していて疲れないな、と思いながらご飯を食べる優。さすがにBGMは五月蝿すぎるが物とかが投げられなければ特に問題はない。優は目ご飯を食べ終わり、食器を片付けるとまだ言い争っている家族に向けて言った。
「そろそろ止めないと美奈と純は学校に遅刻するぞ。それにお義父さんとお義祖父さんはそろそろ町内の人たちが太極拳の演舞の練習に来ちゃいますよ」
そう言うとようやく言い争いを止めて食事を急いで片していく。
「純、帰ってきたら道場に来い
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