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魔法少女リリカルなのはGK《ガイキング》 〜炎の魔竜伝説〜
第5話 居候-今日から新しい家族なの!-
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大空魔竜・格納庫内訓練スペース


「ふん」

「ふぎゃ!?」

バンッ!

そんな音と共に床に叩きつけられる太陽。
それを鷹のような目で見下ろすノーザ。

「・・・痛っって〜!!・・・ううう、少しは加減してよ、ノーザさん・・」

そう言いながら打ちつけた背をさすりながら起き上がる太陽。
それを聞いたノーザは呆れた溜息をついて

「阿呆が、手加減などして訓練になるか!・・なまっちょろい事言う気力があるならさっさと起きろ!」

「・・・んなこと言ったって、ノーザさん動きが速くて着いていけないし・・・」

そう言って不貞腐れる太陽を見てノーザは、

「それは集中力が足りないからだ」

「・・・・かなり集中してるつもりなんだけど・・・」

起き上がりながらノーザに反論する太陽。
そんな彼にノーザはこう問いかけた。

「太陽、お前は集中してるとき何を考えていた?」

「・・・・・そりゃあ・・・次どう来るとか・・・攻撃の事とか・・・」

「その時点で話にならん」

「え?」

答えた太陽にそう即答するノーザ。

「あれこれ考えている時点で集中しきれてない証拠だ」

「・・・・でも考えないと・・・勝てないんじゃ・・・」

そう言う太陽にノーザは問いかける。

「走馬灯・・・というのを知ってるか?」

ノーザの問いに首を横に振る太陽。

「自分の死の寸前に己の人生を振り返るという現象だ」

「・・・?・・それで?振り返ることと集中力ってなんか関係あるの?」

ノーザは再び溜息をつき続ける。

「振り返ることが重要なんじゃない、死の直前・・・つまり極限状態において人生を振り返るほどの猶予を作り出す・・・体感時間を引き伸ばすことができるということだ」

「???」

まるで理解できてない太陽、それを見たノーザは軽く苦笑し

「・・・まあ、今のお前に理解できるとも思ってない・・・ただ、頭の隅においておけ。極限まで集中を高めた人間は信じられないようなことを可能にするという事を・・・」


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(雑念を捨てて集中・・・・・できるか?・・・・・でも・・・たぶん・・・・って!考えてちゃできないって言ってたじゃん・・・あ〜!だめだ!なんか余計にゴチャゴチャしてきたぁぁぁ!?)

大事なことを思い出したのはいいのだが余計に混乱しパニックになる太陽。
そんな太陽が咄嗟に思いついたのは『型』だった。

「・・・なんだ?」

太陽の行動に警戒する恭也。

「なに?・・・あれは・・・何かの『型』?・・・分かる?アルちゃん?」

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