暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはGK《ガイキング》 〜炎の魔竜伝説〜
第5話 居候-今日から新しい家族なの!-
[1/13]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話




(どうしてこうなった?)


今の自分の状況を再度確認して太陽は考える。

昨日はなかなかハードな一日だった。気がつけば異世界に放り出され、魔法少女と共に怪物退治。フェレット(イタチだと思っていたが後で訂正された)のユーノと魔法少女(太陽と出会う10分くらい前になったばかりの初心者)のなのは、二人とお互いの状況を説明し協力関係を結ぶ。

 その結果、とりあえず行き場のなかった太陽とユーノをなのはは自分の家へと招いた。
なのはの家ではそのことで一悶着あったが、紆余曲折の末しばらくの間置いてもらえる事となった。
その後、太陽はシャワーを借り、割り当てられた部屋で床につきそのまま寝てしまった。そして早朝に目が覚めたので、少し庭を借りて日課の鍛錬をしていた。
そこへさらに早くから家の外で鍛錬していたなのはの兄・高町恭也、姉・美由希の二人が現れた。

高町恭也 高町家の長男で大学1年生、顔立ちの整った美青年である。

高町美由希 高町家の長女の高校2年、恭也と同じく顔立ちが整っており長い髪を黄色いリボンでまとめ少し大きめの丸眼鏡をかけた美少女である。

聞いてみると二人は剣術をやっているようでいつも早朝から鍛錬しているらしい。
そんな武術家の二人も太陽の鍛錬に興味を示し話が弾み、その流れで『じゃあ、軽く手合わせしないか?』という恭也の誘いに『はい、お願いします』と軽い気持ちで返事をした太陽。
この時、よく相手を見ていれば気づいたかも知れない・・・誘った恭也の目に危ない光が宿っているのに・・・・・。


そこまで思い返して太陽は思考を止め逃避していた現実に目を向けた。


太陽side

「さあ、どうしたんだい?太陽君・・・まだ始まったばかりだよ・・・・サア・・ドンドン()コウカ?」

「・・・・・・」

ヤバイ・・・いや、何がヤバイって恭也さんの目・・・っていうか雰囲気そのものがヤバイ・・・。
昨日スライムもどきに襲われたことが小さいことに思えるほどに・・。
昔、リー先生が言っていた。

『強い相手と闘う時はそれに勝てる自分をイメージしろ』

そのイメージに追いつくように考えてみるのもひとつの手だと。
だからイメージしてみた・・・・結果、


剣を右に避けて・・・・腹が捌かれた。

左に避けて・・・・・・右の手足が宙を舞った。

決死の突貫・・・・・・首が飛んだ。


・・・・・・碌なイメージができねー!?・・・たぶん、あの人の殺気の所為だと思うけど・・・というか、なんで殺気(そんなの)向けられなきゃなんないんだ!?

「・・・うわ〜・・恭ちゃん・・大人気ないでしょ・・・」

<マスター・・・本当に短い付き合いでしたねー(笑)・・遺言記録(のこ)
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ