第1話
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俺が今の仲間と出会ったのは小学五年の頃だった。
生まれてすぐに孤児院の前に捨てられていた俺はその孤児院で暮らしていた。
けど、小五になったばかりの時、一人のじいさんが住んでた孤児院に来た。
そしてそのじいさんは俺に川神院に来ないかと言ってきた。
何でと聞き返したら、俺には武術の才があるといっていた。
自分の知らない場所というのにも興味があった俺はそれを了承した。
俺はその日のうちにそのじいさんと川神院に行った。
そして俺はじいさんの孫達も通っている小学校に行くこととなった。
今思えばタイミングが悪かったのだろう。
仲間の椎名京はこの学校でいじめにあっていたが兄さんたちによっていじめられることはなくなっていた。そしてそこに俺が来てしまう。
子供の頃は根暗なところもありいじめの標的にされてしまう。
肉体的いじめは最初はあったが返り討ちにしている内に無くなった。
精神的いじめはかなりきつかった。
悪口、机に落書き、物を隠されたりもした、けど一番きつかったのはやっぱり一人ぼっちだったことだ。
川神院の人たちは家族の様に接してくれたが、それは友達ではない。
そんな時俺は今の仲間と出会った。
最初の出会いは笑えるよ。
皆に人気の野原があった。
そこに行けば誰かと遊べるかもと思い俺は遊びに行った。
「ここは俺様達の物だぜ」
「ここは渡さない」
「あっ、また罠に掛かったよ」
「そんなふうに作ったからな」
「弟、お姉さんは退屈だぞ」
「そんな事言われても、てっ、うわっ!」
「弟いじりでもするかな」
「キャップ助けて」
「俺たちの勝ちだ」
「ちょ、聞こえないのか」
「お姉様私も、私も!」
仲のよさそうな、いやまるで家族の様な七人の少年と少女達がいた。
「誰だ!」
気配を消していたが気づかれてしまう。
「出てこないと倒しちゃうぞ!」
「それ言うなら待とうよ」
出ていこうとした時何かおかしな会話が聞こえてきた。そして何かやばいような気がして前に飛ぶ。
「私の攻撃を躱すか」
そんな事言う少女は俺がいた場所にクレーターを作っていた。
「ならこれはどうだ!」
一瞬で距離を詰め蹴りを放ってくる少女。しかし俺も川神院で鍛える様になってからはそれなりに戦えるようになっていたおかげで躱すことに成功する。
「相変わらず速すぎてほとんど見えないぜ」
「岳人でも見えないなら僕には無理か」
「俺も無理、キャップはどう?」
「かすかに見えるぜ!」
「キャップでも微かにか、京は見えるか?」
「うん、さっきのは右足で蹴りを入れたのを躱してた」
「すごいなお前」
「弓兵は目が命だから」
少年少女達がそんなことを話している時俺は少女の攻撃を躱し続けていた。
「次々いくぞ!」
言葉のとうり次々と体中を狙って飛んでくる
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