第20話
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た」
「ピィ!」
奴に気付かれないようにゆっくり近づいて3人+1匹はソードスキルを発動した
俺は≪氷雷・風≫。サチは≪スライドダンス≫。シリカは≪ダガーライド≫。ピナは≪ダブルバブルボム≫
それぞれかなりのダメージを持つ高レベルの技だ
4つの技が≪THEROCLMAN≫の背中に吸い込まれる。と全4本の体力バーの一本が3分の1減った
「ゴゴゴオオォォ!?」
俺達の存在に気付き、剛腕な腕が飛んでくる。しかし俺達はその攻撃より一足早く後ろに跳んだのでダメージは無い。そして俺、サチ&シリカの2手に分かれ、両サイドから攻める
が、奴の腕が左右に伸び、回転しだした。俺は、どっちかの方を狙うと読んでいたので予想外の攻撃に対応が遅れた
黒印を目の前に構え腕をガードする。しかしまたも予想外な事が…
「ぐ、ふぅう!?」
≪THEROCKMAN≫は俺の筋力を超えた筋力を持っていたのだ
当然俺のガードは崩れ吹き飛ばされる。それはサチ達も同じで、遠くに倒れているのが見える
今奴の追撃が来れば間違いなくレッドゾーンに落ちる!
そう危惧したが、追撃は来なかった。見ると≪THEROCKMAN≫の動きはかなり遅く、亀といい勝負と思える速度だった。それを好機とみた俺達は再び斬りこむ
サチとシリカが奴の背後を陣取り、連撃を見舞う。≪THEROCKMAN≫はそんな事お構いなしで俺にターゲットを向けていた。そしてゆっくりだが大きな拳が迫ってきた。その拳を横に跳んで避ける。そして堅いであろう腕を斬る。しかし体力バーを見ると、ダメージは微々たるものだが与えられている。どうやら防御力はそこまで突出しているわけじゃないようだ
その時ターゲットがシリカとサチに切り替わった。右足を振り上げ2人を豪快に踏みつぶそうと構えたとき、シリカの声が聞こえてきた
「ピナ!ボム!」
ピナがその声に呼応して「シリカ達に」ボムを打つ。その速さは≪THEROCKMAN≫よりも早く、サチとシリカを吹き飛ばした
しかし、≪THEROCKMAN≫の振り上げた足は止まることなく2人を狙っていた。俺は地についている方の足を≪疾風雷神・斬≫で斬る。と、バランスを崩された≪THEROCKMAN≫はそのまま狙いを狂わせ何もないところに足を振りおろしていた
一見有利に見えるが、実際は防戦だ。このままでは一撃もらってピンチ!がオチだ
「くっ…サチ、シリカ!一旦引け!作戦会議だッ!!」
「わかった!」
「ピナ!よろしく!」
ピナが飛び立ち≪THEROCKMAN≫の注意をひいてくれた
その間に作戦を立てる
「レイ、あの攻撃防げそう?」
「難しいな…。受け流すならいけるが受け止めるのは…」
「そっか…どうする?」
「あの、このタイミング
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